キャンピングカーで行こう!

ペット連れOKのフェリー、対応する船が続々!

  • 文 渡部竜生
  • 2017年6月14日

今年5月に就航した「さんふらわあ ふらの」。「ウィズ ペット」サービスが受けられる客室は、4人部屋×2室、3人部屋×1室、2人部屋×2室ある

  • 「さんふらわあ ふらの」のウィズペットオーシャンビュー洋室4名用の船室内(テーブルの奥にもベッド)

  • 「さんふらわあ ふらの」のドッグラン。脚洗い場なども完備している。甲板にあるが、屋根がかかっているので多少の雨ならOK

  • 神戸~大分航路「さんふらわあ ごーるど」のウィズペットルーム。室内で自由にさせてあげられるのが、最大の魅力だ

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 夏休みシーズンも近づき、クルマでの長距離旅行を目指すときに、頼りになるのがカーフェリーです。過去にもこのコラムで取り上げたこともありました(→キャンピングカーで遠出~高速道路とフェリーの話)。そこで何かとネックになるのが「ペットをどうするか」。

 乗船中、人は車内には居られません。クルマに行くこともできません。クルマの積載場所は、直射日光こそあたりませんが、温度調節や換気に配慮があるわけでもなく、決してよい環境とは言えないでしょう。もちろん、フェリー会社によってはペット乗船禁止のところもあります。

 北海道や九州へ旅をしたいけれど、上記のような理由で諦めていた方に朗報です! 長距離のペット連れフェリー旅に対応する会社が、出てきました!

船室に同行OK・ドッグランまで!

 「ウィズ ペット サービス」をスタートさせたのは「商船三井」グループ。基本、個室利用で、どんなサイズの犬でもOK。猫やその他の動物も可。個室までは各自のペットケージに入れて運び、室内では自由にさせられる。一部の船にはドッグランまで設けてあるといいますから、どこまでもペット寄りのサービスです。

 東日本の航路では、

・大洗(茨城県)~苫小牧(北海道)を往復する『さんふらわあ ふらの』(今年5月から就航。8月には2隻目『さんふらわあ さっぽろ』を追加予定)

 西日本の航路では、

・大阪(大阪府)~志布志(鹿児島県)『さんふらわあ さつま』(2018年3月から就航、同年6月に2隻目『さんふらわあ きりしま』を追加予定)

・神戸(兵庫県)~大分(大分県)を往復する『さんふらわあゴールド』と『さんふらわあパール』の2隻。

以上の全3路線。これらのうち、新造船の『さんふらわあ さつま』『さんふらわあ きりしま』、『さんふらわあ ふらの』『さんふらわあ さっぽろ』にはドッグランがあるといいます。

 株式会社フェリーさんふらわあのアドバイザー、吉田健さんにサービス導入のいきさつを聞きました。

 「これまでも、ペットケージを備え付けた『ペットルーム』というのはあったんです。大型犬にも対応できる、それなりのサイズのものも用意していたのですが、長時間の航海がストレスで、ケージの中で暴れてケガをしたり、体調を崩したり、というケースが出てきました」

 そんなペットたちの状況を見かねたのが、愛犬家の社長だったとか。「なんとか、もっと自由に安全に、ペットと長距離の旅を楽しめないか」というコンセプトでこのサービスを始めたのだとか。

 「おかげさまで、サービス発表以後、どの航路も予約殺到です。部屋数がまだ少ないせいもありますが」

今後も増える? ペット対応

 基本的に、フェリー乗船の際のペット扱いは、おおまかに三つのタイプがあります。

■備え付けのペットケージに預ける

 空調や照明が整備された船内にケージがいくつか設置されていて、そこにペットを入れるパターンです。小~中型犬サイズのケージが主流で、入らないサイズはNG。また、備え付けケージが(事前予約で)満員だと乗船できない場合と、持ち込みケージを所定の場所に設置すれば受け入れてくれる場合とがあります。猫やその他の動物については、船会社によって対応が異なりますので確認が必要です。

■自分でケージを用意して連れて行く

 自分でケージを用意するパターンもあります。その場合は、船室に入れてOKの場合と、所定の場所にケージを置く場合とがあります。船室に入れる場合も、個室ならOK、大部屋(共同部屋)まで持ち込みOKの会社も。ただし、いずれの場合も乗船中、ペットをケージから出すことはできません。猫やその他ペットについては会社ごとに異なりますので事前確認が必要です。

■ペットと一緒に過ごせる部屋がある

 個室なので料金は高めだけれど、ケージから出して部屋の中で一緒に過ごせる。ただし、個室外での解放は禁止。従来の基準に照らしてみると、このサービスがいかに画期的かわかりますね。

 もちろん、人とペットの安全、ケガや病気への対応など、飼い主には相応の配慮が必要ですが、こうしたサービスが増えてくるのは喜ばしいこと。長期旅行・長距離旅行の計画が、また一つ、楽になりそうです。

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PROFILE

渡部竜生(わたなべ・たつお)キャンピングカージャーナリスト

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サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり。

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