キャンピングカーで行こう!

車体の一部がニョキニョキと……、スライドアウトって何?

  • 文 渡部竜生
  • 2017年7月12日

アメリカ製クラスAの車内。ダブルスライドアウトを広げると、住宅写真にしか見えないほどの広さになる

 走るときや駐車中は小さくて、暮らすときは広がる。そんな夢のような機能がついたキャンピングカーがあります。

 ひとつは、以前にもご紹介したポップアップルーフ。居住の際には天井が高くなる仕様です(→ポップアップルーフってどんなもの?)。

 そしてもうひとつが、車体を横に広げるタイプ。これをスライドアウトといいます。

スライドアウトはアメリカ車の装備

 ワンタッチ操作で車体の一部が30~50cmほど車外にせり出して、車内が広々とした空間になるスライドアウト。これは主に、アメリカ製キャンピングカーに装備されています。

 スライドアウトが搭載されるようになったのは、90年代後半から。初期には「隙間が多くて雨漏りする」「壊れやすい」といったトラブルもあったようですが、各社とも改良を重ね、いまや信頼できる装備になりました。

 特に自走式のクラスCやクラスA、トレーラーにも普及し、大型の車両では4カ所もスライドアウトがある例もあります。元から日本では登録できない、幅2.5mを超える車体が、さらに左右に30cmずつ広がるのですから、その広さはまさに住宅並み。「自宅と変わらない空間を持ち運ぼう」というアメリカらしいコンセプトといえるでしょう。

アメリカでは、スライドアウトが標準装備。写真はケンタッキー州で行われたナショナルRVショーにて

 以前ご紹介した、ダウンサイジングされたアメリカ車でも、スライドアウトを装備していますから、米国人にとっていかに必要な機能かということがわかりますね。日本でも登録可能なダウンサイジングタイプなら、広々空間を手に入れることができるというわけです(→アメリカ製ダウンサイジング車がやってきた!)。

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PROFILE

渡部竜生(わたなべ・たつお)キャンピングカージャーナリスト

写真

サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり。

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