ノジュール

<第50回>寄り道から目的地に。進化する道の駅

  • 文 田村知子(『ノジュール』編集長)
  • 2017年7月31日

茶畑に囲まれた道の駅 お茶の京都みなみやましろ村

  • 夏季限定販売の「村抹茶フロート」

  • 道の駅 和紙の里ひがしちちぶでは、紙漉き体験ができる

  • 道の駅うきはで活躍する食育ソムリエ

  • 定期購読誌『ノジュール』8月号は発売中。表紙は、大高森展望台からの松島(宮城県):写真:PIXTA

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 いまや全国1100カ所を超えた道の駅。たんなる休憩施設の枠を超えて、産直市場はもちろん、その地域ならではの工芸体験施設や、温泉・宿泊施設も備えた道の駅も珍しくなくなってきています。新設された道の駅を目指す車で大渋滞が起こったりと、それ自体が目的地となるような魅力ある施設が増えているのです。

 そのなかから、今回は近年注目されている三つの道の駅を紹介します。まず、京都府の東南端、三重・奈良・滋賀県との3県境に接した南山城村に今年4月にオープンした「お茶の京都みなみやましろ村」。人口2800人ほどの京都唯一のこの村は、宇治茶の産地の一つで、ここでは村の茶葉だけで作ったオリジナルの「村茶」を使ったドリンクやスイーツ、ソフトクリームなどが人気です。この土地で生まれたものを意味する「つち(土)のうぶ(産)」をコンセプトにした食堂では、茶農家の賄いとして食されていたメニューを「村定食」として商品化。目新しいと利用者から支持されています。

 次に、こちらも埼玉県で唯一の村・東秩父村にある「和紙の里ひがしちちぶ」。名前の通り、この地で生産される手漉(す)き和紙の「細川紙」は、約1300年の歴史があり平成26年にはユネスコの無形文化遺産に登録されています。さまざまな和紙製品を買うことができるほか、職人さんの製作工程見学や、紙漉き体験もできます。

 三つ目は、産直品が人気の道の駅のなかでも、その品揃(ぞろ)えと質の高さで人気の「道の駅うきは」。福岡県の久留米市街から約35km、自然豊かな田園地帯で、古くからフルーツの里としても知られる場所です。ここには、鮮度の見分け方や、調理・保存方法までアドバイスできる「食育ソムリエ」も常駐。品種の特徴や加工方法などを詳細に説明したPOP(店頭広告)なども表示され、美味(おい)しい食材を求めて県内外から多くの客がやってきています。

 『ノジュール』8月号では、このほか人気の道の駅グルメや車中泊ができるRVパークのある道の駅などを紹介。また、第一特集では、1万円の予算で行く「絶景」の日帰り旅を大特集。プランニングのコツなども掲載しています。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの"宝物"が入っていることがある。

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