キャンピングカーで行こう!

13年ぶりの復活「トヨタ・ハイラックス」、キャンピングカーにも期待!

  • 文 渡部竜生
  • 2017年9月27日

13年ぶりに復活したトヨタ・ハイラックス。メーカー側もよりスタイリッシュな打ち出し方をしており、商用車としてよりもレジャー向けの展開となりそう(画像:トヨタ自動車)

 日本ではほとんど見られない「ピックアップトラック」が復活します。キャンピングカーと何の関係が? と思われるかもしれませんが、これって結構、大きなトピックスなのです。

ピックアップトラックはなぜ途絶えた?

 国内で販売されているトラックと言えば軽自動車から大型トラックに至るまで、前輪の上にエンジンと座席がある「キャブオーバータイプ」ばかり。アメリカでよく見かけるような「ボンネットタイプ」はまずありません。それはなぜか。

 日本では法律上、自動車のサイズは全長で規制されています。そのため、その規制の範囲内で少しでも多くの荷物を積めるようにするには、荷台の長さを稼ぐ必要があります。つまり、何も載せられないエンジン部分で長さをとられてしまっては不都合なのです。だから、日本にはキャブオーバータイプばかり、というわけです。

 さてそんな中、ピックアップトラックのトヨタ・ハイラックスが13年ぶりに復活します!

汚れた“道具”も遠慮なく積めるピックアップトラックは、アウトドア派にピッタリだ(画像:トヨタ自動車)

 その昔、日本にもピックアップトラックはいろいろな種類がありました。日産のダットサントラック(通称:ダットラ)、トヨタ・ハイラックス、さらにはトヨタのコロナや日産ブルーバードにも、乗用車兼用のピックアップがあったのです。

 やがて1980年代に入り、ハイラックスに4WDタイプが登場したのをきっかけに、若者の間でちょっとしたブームが巻き起こりました。各社から4WDピックアップが販売されたのですが、全長を小型車枠(4ナンバー)に抑えながら、5人乗れるダブルキャブ(ダブルキャビンの略。座席シートが2列)にしようとすると、荷台は軽トラックよりも短くなってしまう結果に。それでは「仕事で使うには少々不便」ということになり、ブームの火付け役だったハイラックスは2004年に販売を終了。最後まで残っていた三菱・トライトンが11年に販売を終了すると、国内でのピックアップトラックの販売はしばらく途絶えていました。

 しかし、9月12日にトヨタが新型ハイラックスピックアップを発表しました。国内生産ではなくトヨタ・モーター・タイランド製を輸入する形となり、2015年からタイで販売されていた製品が日本仕様で入って来るというわけです。

キャンピングカーとの親和性に注目

 今回販売されるハイラックスは海外生産モデルなので、サイズは全長5335mm、全幅1855mm。ハイエースのスーパーロングに匹敵する堂々たる大きさです。当然、小型車枠には収まらず、登録は1ナンバー(普通貨物自動車枠)となります(高速料金は中型扱い)。エンジンは2400ccのターボディーゼル。駆動は4WD。

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 さて、この新型ハイラックスがキャンピングカーの世界とどう関係してくるのでしょうか。実はピックアップトラックは「遊び」にはうってつけのスタイル。人は5人乗れますし、荷物も(オープンですが)十分積載できます。キャンピングカーとの相性も抜群なのです。

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PROFILE

渡部竜生(わたなべ・たつお)キャンピングカージャーナリスト

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サラリーマンからフリーライターに転身後、キャンピングカーに出会ってこの道へ。専門誌への執筆のほか、各地キャンピングカーショーでのセミナー講師、テレビ出演も多い。著書に『キャンピングカーって本当にいいもんだよ』(キクロス出版)がある。エンジンで輪っかが回るものなら2輪でも4輪でも大好き。飛行機マニアでもある。旅のお供は猫7匹とヨメさんひとり。

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