私の愛用品

BRUTUS編集長・西田善太さんの出張を快適にする、THERMOSの真空断熱タンブラー

  • 2017年10月2日

 ファッション、アート、映画、音楽、建築、食……多岐にわたる特集、深く掘り下げたテーマが人気の男性誌『BRUTUS』(マガジンハウス刊)。その編集長を務めるのが西田善太さんです。西田さんは、年に2回のミラノコレクション、パリコレクションをはじめ、長期出張に出ることもしばしば。最近では東回りで世界一周したばかりだそうです。愛用しているタンブラーも必要不可欠だという、旅慣れた西田さんが考える“完璧な旅”についてうかがいました。

  

完璧な旅は、準備している時の自分の頭の中だけにしかない

――西田さんは編集長という仕事柄、出張が多いのですね。

 細かい国内の出張も入れると、年間40〜60日くらいは旅をしています。移動がすごく好きです。どんな状態でも1人になれるし、日常から離れて、俯瞰(ふかん)して自分のことが見られるから。半年ずつ大きな出張があるので、この半年間やってきたことを走馬灯のように考えられる、とてもいい時間です。反省の時間でもあります。そして、十数時間のフライトを映画に使おうか、何に使おうかと考えていると、一人暮らしをしていた時のことを思い出します。ゲームを朝までやってしまうあの時の感じ。今は家族がいるので、唯一旅の移動の間だけ、あの感じを味わうことができまして。だから飛行機に乗ることが楽しみで、旅の直前はとても興奮しています。そして誰の言葉か、「エネルギーは動いている人の方に溜まる」という物理法則を元にした言葉が大好きで、移動中は「今、俺は動いている!」とうれしくなりますね(笑)。

  

――出張の準備はどのようにするのですか?

 毎年6月と1月はファッションコレクションでミラノとパリに行きます。向こうではとても忙しく、朝から晩までいろいろなブランドのショーを巡り、夜はビジネスの会食に参加したり、なかなか会えない地元のコーディネーターと近況報告したり、イタリアで雑誌を作っている友達に会ったり。

 もう20回以上も行って同じことをしているのに、なかなかパッキングがうまくならなくて……。“恋も二度目なら少しは上手に”と歌われているのにね(笑)。旅のすべてはパッキングにあり、です。だから4、5年前からパッキングリストを作っています。必要なものは、服と仕事道具とグルーミングの3種類。適当にトランクに突っ込むのではなく、夏の服だったら、今持っているものの中からTシャツ、パンツ、短パンはどこのブランドの何を持っていくかまで細かくリストにしています。好きなんですよね、こういうのを考えるのが。

 毎回旅が終わると「これが足りなかった、あれが足りなかった」と反省文を書いていました。前回の旅は、出発のかなり前から完璧にパッキングをしたと思っていたのに、飛行機に乗った後にMacのACアダプターを忘れたことに気づいて……(笑)。いつも次こそは完璧な旅をしようと思って出発すると、やはり「あ! あれがない!」となる。その繰り返しが、人生の縮図のようです。何をするか、何が起こるか、わかっていて経験もしているのに、必ず何か忘れものをするとは、自分そのものですよ。どんなに準備をしても、現場に出ないとわからないことがたくさんある。準備には限界があるというのをいつも学んでいます。その感じがおもしろくてたまらない。どんなに準備しても完璧な旅はなくて、完璧な旅は準備している時の自分の頭の中だけにしかないから、それはすごく自分にとって甘美なものです。

  

出張中も、家と同じようにくつろぐために必要なものを持っていく

――旅のパッキングでこだわっていることは?

 必要最低限のものの次に、“快適さ”に必要なものも旅に持っていくというのが、出張では大事だと思います。自分が普段と同じように最大限パフォーマンスを発揮できるものは何だ? と考える。たとえば4,000円くらいで買えるANKERのBluetoothスピーカーが1個あるだけで部屋が最高の状態になるから、部屋に着いたらそれで音楽を鳴らします。部屋履きも、スリッパだと部屋の外に出られないから、朝食は食べに行けるくらいのものがいいとか、持ち歩くコンセントやバッテリーの大きさとか、小型ライトを持っていると役に立つとか、目覚ましはカチカチ音が鳴らないものがいいとか、まとめています。

 旅は非日常だから、あまり自分の日常を持ち込まなくてもいいのだけれど、それと同時に、家と同じ状態でくつろげるように準備したいという思いが僕はとても強くて。それでこのTHERMOS(サーモス)のタンブラーを持っていくのです。

  

――タンブラーをどのように使うのですか?

 ティーバッグの特集を作るほど、普段から世界中のティーを集めては試していまして。ティーバッグは海外に持っていくのにも便利なので、旅の目的に合わせて、手持ちのティーバッグからいろんな種類を選んで“旅のアソート”を作って持っていくのです。食べる旅には消化を助けるハーブティーとか、テンションの高い取材には心を和らげる系のティーバッグを多めになど。そこでタンブラーの登場です。ちょうどいいサイズの袋を見つけて、それに入れて持って行きます。それまでは、ホテルのカップがマグではなくティーカップで小さくて、いつも旅先のホテルで困っていました。僕は、ティーバッグで500mlくらいお茶を淹れたいのです。

 朝食のレストランからそっとマグを部屋に持って帰ってきて使うと、翌日ハウスキーピングが持って行っちゃいます。だから毎回セーフティボックスにマグカップを隠していて、「俺、何をやっているんだ?」と健全ではない気持ちになります(笑)。そんな時、このタンブラーが役に立つのです。500mlのペットボトル入りの水を沸かして入れるとちょうどいい。沸騰したお湯にティーバッグを入れると、これがポットの代わりになり、それを小さいカップに注いで、夜にメールを見たりしながら何杯も飲む。朝バタバタしているときは、シャワーを浴びる前にティーをいれて、上がってちょうど抽出された頃に飲む、というやり方で役に立てています。

――タンブラーは自宅でも使っているのですか?

 家に帰って、Netflixなどで映画を観たり、本を読んだりしながらこのタンブラーにハイボールを入れてちびちび飲むのが寝る前の習慣です。僕が使っているのは600mlサイズ。500mlのロング缶と氷を入れてもあふれません。それがすごく大事。あと、ハイボールをグラスで飲むと結露がひどいし、氷がすぐ溶けるので、せっかくくつろいでいるのに次の氷を冷凍庫に取りに行かなくてはいけないのですが、このタンブラーに入れると氷がなかなか溶けません。20度の室温、4度の水で6時間溶けないそうです。手元にウイスキーとソーダを置いておけば何杯でも作れる。飲み口が薄くなっているので、とても飲みやすいというのも大事ですね。知人は野球観戦に持っていくそうです。売り子さんからビールを買って、後で移して飲むと、試合の間もずっと冷えたままなので必需品だと言っていました。

  

〈今回紹介した愛用品〉

THERMOS/真空断熱タンブラー/JDE-600

紹介者のプロフィール

西田善太

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株式会社マガジンハウス/BRUTUS編集長

1963年生まれ。早稲田大学卒業後、87年より博報堂第四制作室にてコピーライター。91年より編集者としてマガジンハウスに入社、BRUTUS、GINZA、Casa BRUTUS編集部を経て、2007年よりBRUTUS編集長。現在は第二編集局長として、BRUTUS、CasaBRUTUS、Tarzan、クロワッサンの発行人を兼務する。

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