パパって楽しい

落語家の林家三平 子育てを通して亡き父・初代林家三平を想う

  • 2017年10月13日

息子に「とと」と呼ばれたくて特訓中だと話す、三平さん。「人形浄瑠璃・文楽『傾城阿波鳴門(けいせいあわのなると)』に出てくる子どもが、両親を『ととさま』『かかさま』と呼んでいるのがいいなと思って。僕? 僕は父のことは『パパ』って呼んでいました」

 昨年5月に「笑点」(日本テレビ系)の新メンバーに加入、11月には待望の第一子・柊乃助(しゅうのすけ)くんが誕生した落語家の林家三平さん。父である初代・林家三平さんが第四子として“三平さん”を授かったのは45歳のとき。偶然にも、三平さんが柊乃助くんの父親になった年齢も、45歳でした。今の心境や子育てについて、語っていただきました。

    ◇

 柊乃助は今、11カ月。4カ月目くらいまではただ生きているって感じでしたけど、11カ月ともなると「あれはやだ、これがいい」ってはっきり意思表示するようになってくるものなんですね。ハイハイで元気に動き回っていて、本当にかわいい盛りです。

 この間おかしかったのがね、うちの父(初代・林家三平さん)の命日にみんなでお墓参りに行って手を合わせていたときに、ベビーカーに乗っていた柊乃助が、「な~む、な~む」って突然歌い出したんですよ。「『南無阿弥陀仏』の、な~む?」って聞いても、ただ「な~む」って繰り返すだけ。本人に深い意味はなかったんでしょうけど、あまりにも場に即した歌だったので大笑いしました。親父(おやじ)も、きっとあの世で喜んでいたと思います。

 昨年は「笑点」のメンバーになったり、子どもを授かったりと人生の転換期になった年でした。生まれたのは11月24日だったんですが、その日は11月に東京に雪が降ったのは54年ぶりという特別な日で、僕たち夫婦は病室から赤ちゃんと一緒に窓の外を舞う雪を見ていました。そこでかみさん(女優の国分佐智子さん)が「冬という字が入る名前にしたいね」と言いましてね。「笑点」で息子の名前を募集したんですが、ちょうどその中に『柊』の字があったので、柊乃助の『柊』はそこからいただきました。「笑点」は子どもも見てくれています。毎週、日曜夕方5時半にあのテーマ曲が流れてくると、テレビの前に勝手に行っちゃうんですよ。

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 僕、世間では「二世のボンボンだから、何もできないだろう」というイメージだと思いますが、実は18の時から5年ほど寄席の世界で修業をしているので家事は結構できるんです。師匠の身の回りの細々としたことを、一通りやっていましたから。かみさんも、「意外とできるんだね」って褒めてくれました。前座修業がまさか子育てにも役立つとは思っていませんでしたが、しっかりやっておいて良かった。うちは共働きなので、家事や育児はお互いのスケジュールにあわせて分担しています。

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