私の一枚

自らが重なるバレエ少女役で「ドクターX」出演 国民的美少女コンテストでグランプリの井本彩花

  • 2017年12月4日

小学校5年生の時に出場した、京都市のコンクールで踊る井本さん。演目は「フェアリードール」

  • 「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し、8万150通の頂点に立った14歳の井本彩花さん

  • 井本さんがゲスト出演するドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」から

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 小学5年生の時に、京都市のバレエコンクールで京都市長賞をいただいた時の写真です。1年生から始めたのでまだ5年目。自分で言うのもなんですが、それで賞をいただけたのは、けっこう珍しいことのように思います。

 バレエは小学校に上がる時、踊ることが好きだった私に母が習わせてくれました。はじめは週1回のレッスンでしたが、先生が「彩ちゃんはバレエに向いてる」と言ってくれたので、小3からは週3回に。練習することで、できなかったことができるようになることが楽しくて、バレエは大好きでした。ただ、小4で特別クラスの試験を受けた時、希望した子の中で私だけ落ちてしまったんです。その悔しさからもっと努力しようとしましたが、先生に注意されたことをうまくできない自分が悔しくて、ぼろぼろ泣いたこともあります。ですが、翌年は特別クラスに合格し、コンクールに参加できることになったんです。

 出るなら絶対に入賞しようと意気込んでレッスンして、当日は調子もよく、賞をいただけて本当にうれしかったです。それからも毎年コンクールに出て、将来は海外に留学したいと、中学になっても一生懸命バレエを練習していました。

 でも今年「全日本国民的美少女コンテスト」の話を聞いた時に、武井咲さんのようなすてきな女性になりたいと憧れていたことを改めて思い出しました。心の中に芸能界への興味もあったんです。それで応募を決め、グランプリになろうと目標を定めました。

 公開審査前の最終審査では、ウォーキングなどの他に歌唱の審査もあり、いきものがかりの「ありがとう」を歌いました。カラオケボックスでかなり練習しましたが、本番は声が裏返ってしまい音程がとれなくて。なんでこんな難しい曲にしたんだろうと後悔し、終わってから大泣きしました。ファイナリストの目標を目の前にして失敗したことが、本当に悔しくて。もうダメだったと思っていたのですが、ファイナリストの発表で名前を呼ばれたので、びっくりしました。

 そして8月にあったファイナリストの公開審査では、ウォーキングと演技、そしてまた歌唱審査があり、今度はZARDの「負けないで」を歌いました。この時はそれほど緊張せず、あとは何か賞に入れたらいいなぐらい、の気持ちでした。

 それが、グランプリ発表の時に呼ばれたのは私の名前で、「えっ? なんで私が?」とその瞬間から何も考えられなくなりました。直後にたくさんの人が私のところに集まってきて、バチバチと写真を撮られ、インタビューもされましたが、よく覚えていません。ずっと背中の汗がとまらなかったですね。この日は憧れの武井咲さんからも「おめでとう」と声をかけていただきました。その笑顔が本当にきれいで感動しました。

 今は仕事やレッスンのたびに上京しています。歌やウォーキング、そしてダンスや演技のレッスンは結構厳しいですが、バレエのレッスンで慣れているので全然平気です。

 先日、「ドクターX~外科医・大門未知子~」の撮影の現場で、米倉涼子さんとお話ができたのですが、本当にきれいでやさしく、そしてカッコよかった。その時、米倉さんのような女優になることを目標に決めました。今年は、がらっと人生が変わりましたが、今までも一つひとつ目標をクリアしてきたので、これからも目標の達成に向け、がんばっていきたいです。

    ◇

いもと・あやか 女優 2003年京都生まれ。小学1年生からクラシックバレエをはじめ、現在も続けている。今年8月に「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを獲得。女優として歩み始めた。

◆井本さんは、グランプリ受賞からわずか3カ月で、大人気のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」のメインゲストに起用された。12月7日夜9時放送の第9回のストーリーだ。井本さん演じるプリマを夢見る少女は、バレエの選考会の前に脚に重症を負い、米倉涼子が演じる外科医に手術を受けることになる。井本さんがバレエを披露する場面もあるので、注目したい。

「こんな人気ドラマに出られると決まった時は、演技が初めての私にできるのか不安でいっぱいでした。でも、いただいた役はプリマを目指す少女で、私と年齢も近いし、似ているところがいろいろありました。例えばけがをした時や、体が痛くても人に言わずに一人で抱えるところです。私も、ちょっとけがをして痛かった時も、心配させたくなかったので母には言いませんでした。この役に共感できたので、自分が思うように演じてみました。米倉さんはすごくやさしくてかっこよくて、私がスタジオの隅で緊張していた時に話しかけてくれて、『もっと感情を出して』と演技へのアドバイスもいただけて感激でした。自分なりにがんばって演じたので、演技と踊っている姿をぜひ見ていただきたいです」

(聞き手:田中亜紀子)

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