フランスの風を走る

パリ発・フランス高級車「DS」の、新たな挑戦[PR]

  • 2018年1月9日

世界で最も美しいと称されるシャンゼリゼ通り。
年間1億人が訪れる

アバンギャルドな精神
フランスの誇り「DS」

 世界中の人々を魅了してやまない、“光の都”パリ。とりわけ煌(きら)びやかなのは、シャンゼリゼ通り、モンテーニュ通り、ジョルジュ・サンク通りに囲まれた、ル・トリアングル・ドール(黄金の三角形)と呼ばれる一角である。名だたる高級店や五つ星ホテルが立ち並び、フランスのラグジュアリー産業の中心地としての威厳を放つかいわいだ。

 たしかにこの国は、ファッションや美食など、ラグジュアリーなアール・ド・ヴィーヴル(生活美学)を制する。だが唯一、クルマという領域では、隣国ドイツにリードを許してきたことは否めないだろう。実は戦前までは、ブガッティ、ドライエ、ドラージュ、タルボ・ラーゴなど、フランスにもぜいたくな高級車や高性能ツーリングカーは存在した。しかし戦後、国は低価格の小型車の製造を奨励。シトロエン2CVを始め、ルノー4CVなどが大成功を収め、クルマの民主化が進められたのだ。

 そんな中、1955年に登場し、未知の形状や機能で人々を驚かせたシトロエンDSは、まさしく例外だった。仏語で同じ発音の「女神(=デエス)」を連想させる名を冠したこの車両は、これみよがしのぜいたくとはほど遠い、万人の心を揺さぶる何かを表していた。DSは、大胆なデザインや革新性において、それこそアバンギャルド(前衛的)だった。

 ド・ゴール大統領の時代からは、大統領専用車にも選ばれた。そして、DSの精神と偉業は、1975年の生産終了後も、コンコルドに並ぶフランス国民の誇りとして記憶に留まり続けたのだ。

DSは実用性が高く、救急車やタクシーの特装車にもなった。写真は1960年より限定生産された希少な「DSカブリオレ」

シングルスポークのステアリングが特徴。ハイドロニューマチック・サスペンションとの組み合わせにより“雲に乗っているような”乗り心地といわれた

2017年5月14日の大統領就任パレードで「DS 7 CROSSBACK」に乗車したマクロン大統領。DSは歴代の大統領の専用車としても使われた(写真提供=DSオートモビル )

仏流ラグジュアリーを体現

 この時代のDSをルーツに持ち、2015年にシトロエンを離れて独立した高級車ブランドの「DSオートモビル」は、自らが受け継いだ異色の伝統に対して意識的だ。「登場から60年以上経った今も、DSには根強いファンが残る。私たちはDSの革新性の恩恵を受けている」と、副社長でプロダクト・マネジャーのエリック・アポド氏は明言する。現在、プジョー、シトロエン、オペル、ボクスホールを擁するグループPSA内に属するDSは「イノベーションの先駆者であり、スタートアップ的な存在」。全グループ20万人のうち、わずか60人ほどの少数精鋭チームだ。

 DSオートモビルの目標は明確だ。「自動車産業おいて、仏流ラグジュアリーの体現者」になることである。ブランドの拠点となる「DSワールド・パリ」は、必然的に前述の黄金の三角形の内側、フランソワ1世通りに位置する。アールデコ調の由緒ある建物の広々とした空間に、4~5台の車両を常設展示。ブランドの世界観や美意識を表す展覧会やイベントも、定期的に行われる。ドラマチックな光と繊細な香りに包まれた、高級ブティックそのものの雰囲気である。

フランソワ1世通りにある、「DS WORLD PARIS」。車の常設展示のほか、展覧会やイベントを開催。DSクラシックカーで巡るパリガイドツアーも企画している

職人工芸や最高素材を取り入れた、DS独自のスタイル

 新型車のDS 7 CROSSBACK は、ブランドの大志を反映する自信作だ。全パーツがすべて独自に開発されたフラッグシップモデルである。現在、高級車の世界市場は、大衆車のそれに比べて安定成長を遂げている。

「DS 7 CROSSBACK」に寄り添うエリック・アポド氏。グループPSAに30年近く所属。イヴ・ボンヌフォンCEOとマーケティング・ディレクターのアルノ―・リボー氏とともにDSブランドを立ち上げ、現在に至る

 アポド氏は、競合他社との間で際立つためのポイントを次のように語る。

 まず、自動車産業では非常に珍しい職人工芸や最高素材を取り入れることだ。例えば、高級時計の世界から着想を得た、レザーシートの「ウォッチストラップ・デザイン」やセントラル・コンソールの「ギヨーシェ彫り」。エンジンをスタートさせると、ダッシュボードから180度回転して現れる、マニュファクチュール『B.R.M』のアナログ時計。ハイジュエリーのようにカッティングされたLEDモジュール、インテリアをリズミカルに縁どるオートクチュールの刺しゅうの「パールトップ・ステッチ」。

 「一つひとつの繊細なディテールが、DSの華やかなスタイルを作り出している。自分のためだけの、あつらえの一台を実現できる豊富なパーソナライゼーションの可能性も重要」だという。

「DS 7 CROSSBACK」のダッシュボードに配されたマニュファクチュール『B.R.M.』のアナログ時計。エンジンスタートボタンを押すと、回転して現れる

オールレザーのステアリング、アンビエンス・ルームライト、フォーカル エレクトラによるスピーカーシステムなど、最上級の快適さを追求した装備

DSが目指す、未来のクルマのかたち

 技術面においても、最先端を目指す。たとえばDS 7 CROSSBACKに搭載された新開発の「DSアクティブスキャンサスペンション」は、5~25メートル先の路上の状態を読み取り、ショックアブソーバーを電子制御する。いわば旧DSを特徴付けた、画期的なハイドロニューマチック・サスペンションの最新技術による再解釈だ。ちなみに、路面の凹凸を先読みしてシャシーを制御するモデルは、ほかにはメルセデス・ベンツSクラスくらいしか採用例がない。
 またフランス車として初搭載となる自動運転システム(レベル2)の「DSコネクテッドパイロット」で、自動運転への重要な一歩を踏み出した。※
 2025年には需要の過半数がハイブリッド車・電気自動車になることを想定し、まずそれに向けて近い将来、DS 7 CROSSBACKにプラグイン・ハイブリッドを追加し、電動化への嚆矢(こうし)とする。

 DSは、2030年までの技術ロードマップを用意している。しかし、ハイテクであるために躍起になることはないという。「出力を競うのは、もう古いと思っている。私たちが目指す未来のクルマは、より高い安全性、快適な乗り心地、運転の喜び、安らぎ、そして環境への配慮を施すものです」とアポド氏。

 言ってみれば、ラグジュアリーとはそういうことだ。情熱、知性、そして無限の創造性が注ぎ込まれた、進歩的な実験である。作り手は最高の素材と技術を用いて、美や機能を生み出し、その成果は唯一無二の体験として届けられ、後世に語り継がれる。

 「新ブランドの立ち上げは大冒険。DSが成熟し、目標に達するまで15年、20年という時間がかかることは認識しています。DS 7 CROSSBACKを送り出す今は、まさにDSにとって飛躍の時」とアポド氏は語る。

 今後DS車両を唯一扱うことになる全世界のDS専売店のネットワークも、目覚ましいスピードで建設中である。DSの栄光がパリから世界中に広がり、高級車の歴史に新たに名を刻む日は、そう遠くないかもしれない。

取材・文/田村有紀 撮影/濱 千恵子

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田村有紀(たむら・ゆき)

1973年、京都府生まれ。ライター、翻訳者。2004年よりフランス在住。ファッション、デザインなど文化や暮らしにまつわる人物や企業のインタビュー、ルポルタージュを執筆している。

一目でDSと分かる、3D効果のあるLEDリアライト。「DS 3 BLACK LEZARD 」は、ルーフパネルなどに特殊なトカゲ革のテキスチャーを施した限定モデル。DSの美意識とアバンギャルド精神が見て取れる

クリーンディーゼルBlueHDiを搭載した「DS 4」。パノラマビューが広がるフロントウィンドー、機能美あふれるコクピット、快適なクラブレザーシートなど、シックと上質を感じさせる装備

DSブランドのDNAを体現
ラグジュアリーモデル「DS 7 CROSSBACK」


1955年にフランスで生まれ、未来的なラインとアバンギャルドなテクノロジーが、自動車とデザインの世界に衝撃を与えたシトロエンDS。
その名前をブランドに冠したDS automobiles。

DSブランドのDNAを体現した、パリ生まれのオートクチュールのようなラグジュアリーモデル、DS 7 CROSSBACKが登場した。
彫刻的な美を醸すフォルム、宝石のようなライトの輝きは、Ville de Lumière(光の都)と呼ばれるパリへのオマージュを感じさせる。

40台限定の限定車「DS7 CROSSBACK LA PREMIERE」は公式サイトにて先行予約受付中。

※本文中に登場する安全技術は、ドライバーの安全運転を前提としたシステムであり、事故被害や運転負荷の軽減を目的としています。したがって、各機能には限界がありますので過信せず、安全運転を心がけてください。速度や道路状況、天候状況、対象物などの条件によっては適切に作動しない場合があります。詳しくは、Webもしくは店頭でご確認ください。

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