男の服飾モノ語り 山本晃弘

鮮やかな色ソールのカジュアル靴がヒット中

  • 文 山本晃弘
  • 2013年7月25日

写真:夏らしいデッキシューズも、グレーのアッパーとイエローのソールの組み合わせが新鮮。●靴(Summer  Tour 2Eye Boat)¥14,700/ロックポートジャパン(アディダスグループお客様窓口)0120-810-654夏らしいデッキシューズも、グレーのアッパーとイエローのソールの組み合わせが新鮮。●靴(Summer Tour 2Eye Boat)¥14,700/ロックポートジャパン(アディダスグループお客様窓口)0120-810-654

写真:グレースエードのウイングチップは、大人っぽいカジュアルの足元に合わせたい。ライムグリーンのソールがアクセントに。●靴(truWALKzero Ⅱ WingTip)¥16,800/ロックポートジャパン(アディダスグループお客様窓口)0120-810-654グレースエードのウイングチップは、大人っぽいカジュアルの足元に合わせたい。ライムグリーンのソールがアクセントに。●靴(truWALKzero Ⅱ WingTip)¥16,800/ロックポートジャパン(アディダスグループお客様窓口)0120-810-654

写真:人気のスニーカーを製品染めでイエローに。革、ひも、ゴムのソールと、それぞれに染まり具合が違うために独特の表情が生まれる。●靴(SPINGLE MOVE  SPM-267)¥18,900/スピングルカンパニー プレスルーム 問い合わせ03-3408-6499人気のスニーカーを製品染めでイエローに。革、ひも、ゴムのソールと、それぞれに染まり具合が違うために独特の表情が生まれる。●靴(SPINGLE MOVE SPM-267)¥18,900/スピングルカンパニー プレスルーム 問い合わせ03-3408-6499

写真:ローファーも、カラーソールとステッチでカジュアル度が増している。高反発のカップインソールで、快適な履き心地。●靴(SPINGLE Biz Biz-302)¥22,050/スピングルカンパニー プレスルーム 問い合わせ03-3408-6499ローファーも、カラーソールとステッチでカジュアル度が増している。高反発のカップインソールで、快適な履き心地。●靴(SPINGLE Biz Biz-302)¥22,050/スピングルカンパニー プレスルーム 問い合わせ03-3408-6499

写真:軽量のオイルドレザーを、夏の素足に履くのもおしゃれ。カンペールは、歩きやすさに定評のあるブランド。●靴(OR 36642-004)¥24,150/カンペール 問い合わせ03-5412-1844軽量のオイルドレザーを、夏の素足に履くのもおしゃれ。カンペールは、歩きやすさに定評のあるブランド。●靴(OR 36642-004)¥24,150/カンペール 問い合わせ03-5412-1844

 ビジネス靴の鉄則は、難しくはない。鞄とベルトが黒ならば黒を、茶色ならば茶色の靴を。スリップオンではなく、紐靴を選ぶ。ここまでは、言うに及ばないビジネスマンの常識である。10万円を超えるような高級靴を愛する靴フェチの男性もいるが、そこまでいくと趣味の領域。高い靴を買うことは、マストではない。それよりも、すり減ったかかとはそのままにせず、すぐにソールの手入れをすることを心がけるべきだと思う。そういった意味では、ビジネス靴の選び方は、おしゃれよりもマナーの領域に属する。

 難しいのは、カジュアル靴の選び方。どんなものを選ぶかで、コーディネートを引き立てることもあれば、凡庸になってしまう場合もあるからだ。意外性のある靴でコーディネートにひとひねり加えた人は、おしゃれに見える。

 例えば、ジーンズにスニーカーではなく、オールデンのように丸いフォルムのローファーを合わせる。軽快なショーツにデッキシューズではなく、ごついマウンテンブーツ。ウールのパンツには、白いキャンバス地スニーカーといった具合だ。そんな上級者になるには、相応のファッション経験が必要。なかなか、一朝一夕にはいかない。

 今年の夏、カラーソールのカジュアル靴がヒットしている。これならば、コーディネートにそれほど頓着せずとも意外性をアピールすることができるだろう。歩くたびに足元にカラフルな色が映えて、軽快でチャーミングな印象を与える。

 ロックポートは、アメリカのボストン生まれのシューズブランド。最新のファッショントレンドと独自のテクノロジーを駆使した、軽量シューズに定評がある。イエローやライムグリーンのソールが鮮やかで楽しい。スエードのウイングチップを選べば、カジュアルだけでなく、ジャケットスタイルなどにも合わせられる。

 スピングルムーヴは、ソールとアッパーを加硫釜で接着するバルカナイズ製法で作られる。こちらのブランドの府中工場(広島県)は、80年の歴史を誇り、国内でこの製法ができる数少ないファクトリーである。巻き上げるようなソール形状の特徴が、色を差すことでさらに強調されている。

 スペイン生まれのカジュアルシューズ、カンペール。“農夫”を意味するブランド名からもわかるとおり、ナチュラルなテイストとポッテリとしたフォルムで人気が高い。ブラウンのアッパーにオレンジのソールを組み合わせると、大地と太陽を思わせるようで、履いていて楽しい。

 ビジネスウエアの着こなしに、「意外性」は必要ない。驚かせるとしたら、仕事のデキのよさで驚かせてほしい。一方でカジュアルウエアでは、「意外性」を心がけることが、おしゃれへの第一歩のようにも思う。靴のソールという意外なところに意外な色を取り入れることの効果は、思いのほか絶大である。

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PROFILE

山本晃弘(やまもと・てるひろ)

朝日新聞出版・カスタム出版チームeditor at large兼 アエラスタイルマガジン編集長。男性ファッション誌「MEN’S CLUB」や「GQ JAPAN」などの編集を手掛けた後、2008年4月の会社設立と同時に朝日新聞出版に入社。ニッポンのビジネスマンに着こなしを提案する季刊誌「アエラスタイルマガジン」を、クロスメディアで展開している。

AERA STYLE MAGAZINE アエラスタイルマガジン

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2013年夏号 Vol.19

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「スマートに涼しく! 丸の内ビジネスマンのクールビズルール」pick up
ノータイ用のシャツを選び、ジャケットは機能性重視
ジャケットの応用編。無地の次はネイビーチェック柄を選択
メッシュ素材のタイ、ベルト。足元にローファー
半袖シャツにはコットンパンツ
別冊付録
FATHER'S DAY GIFT BOOK サントリー〈響〉× バーニーズ ニューヨーク
「モノ語りを運ぶ贈り物」
AERA STYLE MAGAZINEとは・・・
「一般のビジネスマンにファッションの楽しさを改めて知ってもらいたい」―― そんな思いの下、AERAの別冊として、2008年11月に季刊として創刊しました。 ハイクオリティなビジュアルと、アエラ別冊ならではの知的な読み物が共存した誌面は、 ビジネスマン読者の共感を呼んでいます。

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