「アメリカズカップ」に参戦したソフトバンク・チーム・ジャパンの軌跡

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 2015年4月末、セーリングファンにとって明るいニュースが発表された。15年ぶりに、日本がアメリカズカップの参戦を表明したのだ。前哨戦であるワールドシリーズがスタートする3カ月前のことだった。ソフトバンク・チーム・ジャパンにとっては慌ただしい船出となった。
 ワールドシリーズの最終戦は福岡。16年11月のレースをご記憶の方も多いことだろう。17年5月には、王者アメリカに挑戦する1チームを決定するルイ・ヴィトン・カップが北大西洋のバミューダで始まった。全チームがレース艇を一新し、総当たりマッチレースで行われるクオリファイアーズでは、1チームだけが脱落する。日本はフランスに1勝上回り、セミファイナルへの進出を決めた。
 セミファイナルは日本対スウェーデンで、5戦先勝したチームがもう一方のイギリス対ニュージーランドの勝者とファイナルに残る。日本は3対5で惜しくも敗退。ファイナルでは、スウェーデンに圧勝したニュージーランドが挑戦チームに決定した。
 日本は大会史上3位のスピードを記録する場面もあり、健闘した。大会ごとに艇は小さく速くなり、今や少数精鋭の乗組員に求められるのは20分間持続できる強靭(きょうじん)な体力と、瞬時の判断から生まれる戦略。わずか2年で15年のギャップを埋めて余りある活躍を見せた、ソフトバンク・チーム・ジャパンの軌跡をたどる。(文 ライター・園田郁子)
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