新旧が共存する「浅草 六区ブロードウェイ」にみる日本の風景

写真

 1972年にフランスに渡り、10年間パリの街並みやそこに住む人々の姿を撮り続けてきた写真家の初沢克利さんは、「日本人の姿」を探し求め浅草にたどり着いた。街歩く老若男女、大道芸人、盛り場で飲んでいる人、人力車、浅草寺……。古いものと新しいものが共存し、すべてを受け入れているような浅草の土地には、気取らない日本人の姿があった。
 2011年~2016年の近年に撮影された写真でありながら、どこか懐かしくモダンな雰囲気がただよう初沢さんの写真集から一部を紹介します。

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    PROFILE

    初沢克利(はつざわ・かつとし)

    写真家。早稲田大学仏文科中退。東京写真専門学院卒業。1972年渡仏、日本・フランスの雑誌、広告業界で活動しながら現地で3度個展を開催する。1983年帰国。個展「モンパルナス 深夜の客」(富士フォトサロン)、「パリ 美し都の四半世紀」(三越恵比須店、横浜ランドマークその他)を開催する。写真集に『MONTPARNASSE』(シティ出版)、『パリ 美し都の四半世紀』(集英社)などがある。『フジ子・ヘミング 我が心のパリ』(阪急コミュニケーションズ)では写真を担当。
    http://www.hatsuzawa-studio.net/

    BOOK

    浅草 2011-2016 六区ブロードウェイ 日本人の肖像

    浅草 2011-2016 六区ブロードウェイ 日本人の肖像
    (春風社)、初沢克利(写真)

    2010年代、変わりゆく浅草の風景と人々を捉えた写真集。白黒の写真は現代の街を写していながらどこか懐かしい。路上で昼間から酒を飲む人々、大道芸を眺める人々……。巷(ちまた)にはびこるまやかしの価値観は通用しない。この街には、日本人の抱えている本質的矛盾がいかなるものかの一端が見える

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