ハイレグ復活? 2017年イタリア女性水着のトレンド

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 この時期、イタリアに国際列車で到着した外国人観光客をターミナル駅で真っ先に迎えてくれるものといえば、水着ブランドの巨大な広告である。
 国内だけでない。欧州各地の街角で見かける水着の広告は、イタリアのものであることが少なくない。イタリアのスイムウェア産業は、今年も元気だ。
 2017年のトレンドをわかりやすく解説しているのは、イタリアを代表する水着メーカーのひとつ「カルツェドニア」である。まずはエスニック感覚のプリントだ。同社の場合、アフリカ、メキシコそして日本にそのモチーフを求めているという。鮮やかなフローラル(花柄)プリントやフルーツ柄もバリエーション拡大に一役買っている。
 一昨年あたりから登場したハイウエストの60年代風スタイルも、新たなフォルムが提案されている。
 レトロなスタイルといえば、もうひとつ。今年さまざまなブランドでみられるのは80年代をにおわせるワンピース水着だ。なかでもハイレグスタイルは、先日惜しくもこの世を去ったロジャー・ムーアの007におけるボンドガールを想起させる。
 目下のところ、海やプールでそうした「80年代風水着」は、トレンドと認識できるほど確認できない。しかし「チプカシ(チープカシオの略)」と呼ばれるレトロなカシオのリストウォッチが若者に大人気のイタリア。80年代風ワンピースが意外に「クール!」と受け止められるのは時間の問題かもしれない。
(文 大矢アキオ Akio Lorenzo OYA/写真 CALZEDONIA、Yamamay、Linea mare blu、MI.MA. Bikini、Sundalia)

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    PROFILE

    大矢アキオ(おおや・あきお) Akio Lorenzo OYA

    コラムニスト/イタリア文化コメンテーター。東京生まれ、国立音大卒(ヴァイオリン専攻)。二玄社『SUPER CAR GRAPHIC』編集記者を経て独立。イタリア・シエナに渡る。雑誌、webに連載多数。日本のさまざまなラジオ番組でコメンテーターとしても活躍中。イタリア在住20年ならではの国際的視点によるライフスタイル、クルマ、デザインに関する語り口には、根強いファンがいる。『Hotするイタリア―イタリアでは30万円で別荘が持てるって?』(二玄社)、『イタリア式クルマ生活術』『カンティーナを巡る冒険旅行』(いずれも光人社)、『イタリア発シアワセの秘密 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(二玄社)、『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(光人社)など数々の著書・訳書あり

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