究極の記念写真、カップルを瞬間密封!!

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 夜の街やクラブで出会う人々の写真を撮りはじめ、やがてカップルの面白さに興味を持つようになったPHOTOGRAPHER HAL(フォトグラファー ハル)さん。2009年には部屋のバスタブでカップルを撮影するシリーズ「Coulpe Jam」を発表。その後、彼は「カップルを圧縮パックに入れてみたらどうだろう?」という奇抜なアイデアに行き着く。

 大型の圧縮袋に入った2人を瞬間密封して撮るシリーズは、新鮮な「愛の絶頂」を一瞬で閉じ込めた作品として海外で高い評価を獲得。美術館の企画展やアートフェアからの招待も多く、アメリカ、台湾、ベルギーでの個展開催のほか、ブラジルからは広告写真の依頼も舞い込んできた。特に国外で注目を浴びているのは、LOVEを密封するという「“見た目のわかりやすさ”と、“誰の作品にも似ていないオリジナルな表現”が理由では?」と語るHALさん。

 16年に発売した写真集「FLESH LOVE RETURNS」では、参加するカップルに「生涯に1枚だけ記念写真を撮るなら、場所はどこ?」という質問を事前に行い、2人がいつも生活する部屋や初めてデートしたお店など、被写体の希望する場所で撮影を行った。

 奇妙だけど、どこかポップさを感じるHALさんのカップル記念写真。いちゃいちゃしたり、ケンカしたり、笑い合ったり……。離れても、またくっついてしまう2人は、ひょっとしたらもともと一つの存在だったのかもしれない。自分とは異なる誰かを求めてしまう、終わりない永遠のドラマを一瞬で閉じ込めた作品は、きっと「究極の記念写真」に違いない。

※念のためですが、これらは特注の圧縮袋を使用し、芸術作品として制作されています。自分をパックすると危険ですので、まねをしないでください。 (文・SHUTTER magazine 山田敦士)

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    PROFILE

    PHOTOGRAPHER HAL(フォトグラファーハル)

    1996年、東海大学工学部機械科卒業後、広告会社にフォトグラファーとして勤務。2004年、写真集「Pinky & Killer」出版、以後はカップルを被写体とした作品を撮影、国内外で話題となる。2017年2月には、闇の中の女性を光で描いた新作「HALO」を発表
    www.photographerhal.com

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