美しきクラシックカーの宴『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2017』

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 世界屈指のクラシックカー・コンクール『コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラ・デステ2017』が5月26日から28日、スイス国境に近いイタリアのコモ湖畔で開催された。
 展示車リストに並んだのは51台。それらの車両は会場となったグランドホテル・ヴィラ・デステでジャスミンの香りに包まれながら、八つのクラスに分けられて審査を受けた。
 1962年製のイギリス製高級車ラゴンダ・ラピードで初参加した現オーナーのエドワルド・ミニョン氏は今年42歳。14歳のときアンティーク市で見かけた広告のラゴンダに一目ぼれしたという。少年の熱い思いは冷めることなく、今から1年半前、夢に描き続けたラゴンダを前オーナーから譲り受けた。「自走してきたら遠来賞までいただいて最高にハッピーな1日です!」とミニョン氏は目を輝かせた。今年のイベントのテーマは『80日間世界一周』。ミニョン氏の愛車との旅は、まだ始まったばかりだ。
 5月の陽光が降り注ぐ会場には、古典車の美や価値を比べるだけに留まらぬ、参加者の愛車への熱き思いがあふれていた。(文&写真 大矢麻里 Mari OYA)
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    PROFILE

    大矢麻里

    大矢麻里(おおや・まり) Mari OYA

    イタリアコラムニスト。東京生まれ。短大卒業後、幼稚園教諭、大手総合商社勤務などを経て、1996年にイタリア・トスカーナの古都シエナに移り住む。 国立シエナ外国人大学で学び、現地の料理学校で通訳・アシスタントを務めるかたわら執筆活動を開始。NHKラジオテキスト『まいにちイタリア語』をはじめ、イタリア文化や生活関連の連載・執筆多数。 NHK『マイあさラジオ』など、ラジオ番組でもリポーターとして活躍中。著書に『イタリアの小さな工房めぐり』(新潮社)がある。

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