京都古文化特集

匠になっちゃった 京都の古文化保存技術体験に310人

  • 2013年8月2日
【カンナ削り】 「力を入れなくてもいいからね」。宮大工に手を添えてもらうと、カンナは真っすぐ木肌をすべっていく。シュルッと軽い音をたてて削りくずが舞い、緊張気味の子どもの表情に笑顔が浮かんだ

  • 【カンナ削り】 「力を入れなくてもいいからね」。宮大工に手を添えてもらうと、カンナは真っすぐ木肌をすべっていく。シュルッと軽い音をたてて削りくずが舞い、緊張気味の子どもの表情に笑顔が浮かんだ

  • 【桧皮葺】 職人は数十本の竹釘を口に含み、1本取り出してはまた1本と、休む間もなく檜皮を打っていく。子どもは一本ずつゆっくり、丁寧に。「うまくいったかな」とのぞき込む

  • 【伝授】 ひとしきり体験したあと、京都外国語大の考古学者・南博史教授から、匠の技がどんなところに使われているか教えてもらった

  • 【絵付け】一番人気は、うちわの彩色体験。伝統絵画の修復にも使われる絵の具を使って子犬や金魚の絵柄を塗っていく

  • 【カンナ削り】 材木にカンナをあてると、透けるような削りくずがフワフワもくもく。大喜びの子どもを見て、ポリ袋いっぱいにして持ち帰る親も=東京・有楽町、小玉重隆撮影

  • 【畳の縁付け】 畳の縁つけは、長さ約15センチの針と黄色い糸で縫っていく。思ったところに針が進まず四苦八苦

  • 【道具】 会場の一角に展示されたカンナやノミは、用途によって形や大きさも様々。産地や種類の違う木材を手に取り、香りをかぎ比べる子もいた

 飾り金具の細工、木材のカンナ削り、畳の縁(へり)つけ――文化財の保存に生かされる伝統技術を小学生が体験した。東京・有楽町朝日スクエアで7月20日に開かれた「京都 匠(たくみ)の技を学ぼう」(文友会、京都古文化保存協会、朝日新聞社主催)には、夏休み中の親子ら約310人が参加。普段目にすることのない職人の技に、目を輝かせた。

 これまでは技術者組織の文友会を中心に京都府内で実施してきたが、首都圏の子らにも体験の機会をと、初の東京開催となった。社寺の屋根にヒノキの皮をふく檜皮葺(ひわだぶき)、瓦の型を押す粘土細工、古文書の補修技術を応用したしおり作りなど八つのコーナーを設けた。

 檜皮葺は、厚さ数ミリの檜皮を竹釘で打ち付ける。指導役の職人はリズミカルに打つが、神奈川県座間市の4年生、荒牧大智君(10)は「なかなか手際よく打てなかった」。それでも「60枚くらい重ねると雨漏りしない」と聞かされ、感心しきりだった。

 隣接会場では「文化財ドック」も開催。古文書や仏像などの所有者が保存や修理の方法について、文友会の専門家のアドバイスを受けた。(編集委員・小滝ちひろ)


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