100年を経てもなお心に響く傑作「ペール・ギュント」に白井晃が挑む

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  • 2015年6月25日

写真:構成・演出を手がける白井晃 構成・演出を手がける白井晃

写真:ペールの母オーセを演じる前田美波里 ペールの母オーセを演じる前田美波里

写真:白井晃(左)と前田美波里 白井晃(左)と前田美波里

写真:舞台「ペール・ギュント」のポスタービジュアル 舞台「ペール・ギュント」のポスタービジュアル

 KAAT神奈川芸術劇場で演出家・俳優の白井晃が今夏、「ペール・ギュント」に挑む。生きる意味を自身に問いかけ放浪する一人の男の半生を描いたイプセンの傑作だ。主人公を演じる内博貴、その母親役の前田美波里と共に意気込みを聞いた。

自分とは何なのか。その問いに深く迫る

白井 『ペール・ギュント』は「自分自身とは何か」を問い続けながら放浪する男、ペールの人生の紆余曲折、遍歴を描いた、まさに大河ドラマのような作品です。僕は演劇を考え、作る上で「生の意味や死への畏怖」をいつもテーマとしているのですが、この作品にはその深遠な命題がしっかりと織り込まれている。かつイプセンがこの作品を書いた19世紀末は経済や技術の変革期。時代の大きな変化の中でどう自分を成り立たせていくかは現代を生きる僕らの悩みでもある。だからこそ今、必要な作品だと思い、上演を決めました。

 尊敬する白井さんに声をかけていただき、めちゃくちゃうれしかったのですが、最初は破天荒で自分勝手なペールをどう演じていいのかわからず不安でした。自分がまだ達していない年齢まで演じるのも初めてなので。でも、白井さんに「近づこうとしなくていい。内君の思うペールを自然にやればいい」と言われて随分気が楽になりました。とは言え普段言い慣れないセリフが多すぎて大変。今はまだ稽古に食らいつき、ついていくのに必死です(笑)。

前田 私の役は、自由奔放なバカ息子ペールを死ぬほど愛する母オーセ。彼女の愛情をどれだけ表現できるか。ただ、私自身にもオーセのようなところがあって、黙っていればいいのに、息子に対してついあれこれ言ってしまうんです。

白井 バカ息子と言いながらも追いかけてしまう母親ってチャーミング。前田さんに「私の中にもオーセがいるわ」と言っていただいている部分と、内君のペール的なやんちゃな部分がうまく表出できれば、すごくリアルな親子になるはず。そこもぜひ皆さんに楽しみにしてほしいところです。

人生のどんでん返しを最後まで楽しんで

 僕はこの稽古に入る前、今までの舞台経験を一度捨てました。色を抜いてまっさらな状態で白井さんの演出に染まりたかったので。実際、今まで経験したことのない演出が刺激的。勉強になるし、鍛えられている実感があります。

白井 稽古では役者さんを揺らしまくってます。毎日違うことをやってもらうことでそれぞれの役を色濃く深めていきたくて。僕はつい整然とまとめたがる演出家なのですが、そんな自分を今回は徹底的に壊したい。その「壊したい」という感情を大事にしながらかつてない舞台を作りたい。今回、フリージャズピアニストのスガダイローさんに音楽をお願いしています。彼の生演奏がペールの心象を見事に表現し、舞台を面白い方向へ後押しするエンジンとなってくれると期待しています。

前田 白井さんの舞台には常に新たな挑戦がある。この私ですらまだ成長できると思わせてくれるところが魅力です。それにしても内君は成長著しい。毎日進化していますね。飄々としていながら実は心の中は燃えまくっているし、白井さんや周りの人たちに委ねるのが上手で柔軟性もある。役者にとって大切なものをしっかりと持っていて一緒に演じていてすごく楽しいです。

 とにかく「よい舞台だったね」と言われるよう頑張るだけ。しっかりとやらせていただこうと思っています。

前田 役者も、舞台演出もいい意味でお客さんの期待を裏切っているし、物語も予想できないことが次々起こる展開なので目が離せないはず。そこを皆さんに楽しんでほしい。それと、人生ってこうしようと決めていても結構、覆されますよね。でも、そうなったのも実はあの時ちゃんと生きていなかったからだよなって。そんなことを省みたり、ご自身の人生に思いをはせつつ観てもらえたら。

白井 散々に人生を翻弄され、悶絶するペールに伴走しながら、「自分の人生とは何か」と考えたり、振り返ったりするぜいたくな時間になれば僕もうれしい。とにかくこんな『ペール・ギュント』は観たことがない、とんでもないものを目撃してしまったと心地よくヒリヒリしてもらえる舞台にします。ご期待ください。

<公開概要>
ペール・ギュント
作:ヘンリック・イプセン
構成・演出:白井晃
音楽・演奏:スガダイロー
出演:内博貴 藤井美菜 加藤和樹 前田美波里 ほか

<公演日程>
7月11日(土)18:00
7月12日(日)13:00♯
7月13日(月)19:00
7月14日(火)14:00
7月16日(木)19:00
7月17日(金)14:00★♯
7月18日(土)13:00/18:00
7月19日(日)13:00/18:00★
7月20日(月・祝)13:00

★=アフタートークあり(出演予定:白井晃、加藤和樹ほか)
♯=託児サービスあり(公演1週間前までに要予約、有料。イベント託児・マザーズ 0120-788-222)
※開場は開演の30分前。※未就学のお子様のご入場はお断りしています。

<会場>KAAT神奈川芸術劇場〈ホール〉

<料金(税込み)>全席指定 S席9,500円、A席7,000円、B席4,500円
U24チケット(24歳以下)4,750円、高校生以下割引1,000円、シルバー割引(満65歳以上)9,000円

<チケット販売>
 チケットかながわ TEL0570-015-415(10:00~18:00)
 チケットぴあ  TEL0570-02-9999[Pコード:442-706]
 イープラス 
 ローソンチケット  TEL0570-084-003[Lコード:38668]
 tvkチケットカウンター 

<主催>KAAT神奈川芸術劇場
<後援>ノルウェー王国大使館/J-WAVE

●お問い合わせ チケットかながわ TEL0570-015-415(10:00~18:00)
●詳しくはこちら

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