アドラーブームを生んだ『嫌われる勇気』100万部突破 続編も発売

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  • 2016年2月18日

写真:岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社・1620円、既刊) 岸見一郎、古賀史健『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社・1620円、既刊)

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 心理学者アルフレッド・アドラーの思想をわかりやすく紹介し、彼の心理学に注目を集めるきっかけとなった『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)が、100万部を突破した。そのブームは日本だけにとどまらず、アジア各国でベストセラーになるほどの人気。続編となる『幸せになる勇気』(同)も刊行されることが決まった。

 2013年12月に発売された『嫌われる勇気』は、20代を中心にネットなどの口コミから支持が広がり、アドラーに関連する書籍が次々と発売されるブームを巻き起こした。2年を経ても人気は冷めず、2月2日の32刷で累計100万部を突破。ビジネス書としては、国内で約3年ぶりのミリオンセラーとなる。

 「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いが、本書の大きなテーマ。フロイト、ユングと並んで心理学の三大巨頭と称されるアドラーの思想をひも解きながら、自分らしく生きるためのヒントともいえる、シンプルで具体的な回答を提示している。

 アドラー心理学の特徴の一つが、人の行動は目的を達成するための手段だとして、トラウマなど過去の原因を否定する「目的論」。例えば、ある人物が引きこもりになっている理由は、彼の過去や家庭環境などに基づく不安が原因とされてきたが、アドラー心理学では「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」と考える。そして「これまでの人生に何があったとしても、今後の人生をどう生きるかについて何の影響もない」と説明する。

 人間関係が複雑になった現代にあって「すべての悩みは、対人関係の悩みである」というアドラーの言葉は、多くの読者の心をつかんだ。本書では「他者から嫌われることを怖(おそ)れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない」と、自由に生きる勇気について言及する。

 著者は、哲学者の岸見一郎さんと、ライター・編集者の古賀史健さん。岸見さんは元々ギリシア哲学を研究しており、アドラー心理学を解説した岸見さんの著書に古賀さんが感銘を受け、十数年越しで共著の企画が実現した。主人公の「青年」と「哲人」が問答するスタイルは、プラトンが著した師ソクラテスの対話篇をほうふつさせ、読者が抱くであろう疑問を一つずつ丁寧に解説している。

 日本から始まったアドラーブームは、世界に広がっている。『嫌われる勇気』の翻訳版は、韓国の主要書店の総合ランキングで49週連続1位の驚異的な記録を打ち立てた。台湾、タイ、中国などのアジア各国でもベストセラーとなり、今後も世界で翻訳版の刊行が予定されている。

 2月末に発売される待望の続編『幸せになる勇気』は、前作の3年後を舞台に描く。教師となった青年が「アドラーを捨てる」という決意を持って、哲人のもとを再び訪れるというストーリー。アドラー心理学の本質へとさらに迫り「人生最大の選択」を読者に考えさせる内容となっている。

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