日本人も乗っていた! 映画『ハドソン川の奇跡』トークショー開催

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  • 2016年9月23日

写真:トークショーに登壇した朝日新聞の藤えりか記者、搭乗者の出口適さん、搭乗者・滝川裕己さんの妻の真以さん、ご子息の晃弘さん、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん(左から) トークショーに登壇した朝日新聞の藤えりか記者、搭乗者の出口適さん、搭乗者・滝川裕己さんの妻の真以さん、ご子息の晃弘さん、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん(左から)

写真:事故当時、貿易商社のニューヨーク法人に勤務していた出口さんは出張のため同機に搭乗していた 事故当時、貿易商社のニューヨーク法人に勤務していた出口さんは出張のため同機に搭乗していた

写真:晃博さんは事故の知らせを受け、真以さんと一緒にフェリーの停泊場に駆け付けた 晃博さんは事故の知らせを受け、真以さんと一緒にフェリーの停泊場に駆け付けた

写真:「報道陣に囲まれる裕己さんの元気な姿を確認し、安心した」と語る真以さん 「報道陣に囲まれる裕己さんの元気な姿を確認し、安心した」と語る真以さん

写真:鳥海さんは「プロ中のプロの機長だった」と褒めたたえた 鳥海さんは「プロ中のプロの機長だった」と褒めたたえた

写真:「機長の成し遂げたことの意味は大きかったと思います」と藤記者は語る 「機長の成し遂げたことの意味は大きかったと思います」と藤記者は語る

写真:出口さん、滝川裕己さんら救出者がまとい、映画のシーンにも使われた米赤十字社の毛布 出口さん、滝川裕己さんら救出者がまとい、映画のシーンにも使われた米赤十字社の毛布

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 クリント・イーストウッド監督と俳優トム・ハンクスが初タッグを組んだ映画『ハドソン川の奇跡』の特別試写会が9月20日、都内で開かれた。2009年1月15日に米ニューヨークで起き、乗員・乗客155人全員が生還を果たした実話の航空機事故を題材にした作品だ。上映に先立つトークショーには、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さん、奇跡を体験した二人の日本人搭乗者、出口適(でぐち・かなう)さんと滝川裕己(たきがわ・ひろき)さんの妻である真以さんとご子息の晃弘さんが登壇。朝日新聞の藤えりか記者を進行役に、映画や事故の体験について語り合った。

 この事故は、空港を飛び立って間もないUSエアウェイズ1549便がバードストライクに遭い、マンハッタン上空の高度わずか850メートルで両エンジン機能を喪失し、ハドソン川に不時着水したというものだ。“奇跡”と称される理由について鳥海さんは「まず、1月にも関わらず、凍っていてもおかしくないハドソン川が凍っていなかったこと。川幅が1キロほどで、橋や船のないところにうまく着水できたこと。一方で、都市部だからこそ近くの船がすぐに救出に向かえたことです」と解説した。「それに、一番すごいのはサリー機長の技術。不時着水することなどは通常ないことで、水平のまま着水するのは簡単なことではありません。少しでも傾けばエンジンが火を噴いて多くの死傷者が出かねない状況だったのに、まさにプロ中のプロの機長だった」と褒めたたえた。

 事故当時、貿易商社のニューヨーク法人に勤務していた出口さんは出張のため同機に搭乗。離陸直後の状況は「後ろから2、3番目の席に座っていて何が起きているのかあまり把握できていなかったのですが、窓の外を見たらマンハッタンの景色が低い位置にあり、おかしいと思いました」という。「衝撃に備えてください!」と機長のアナウンスがあったのはその直後のこと。「不時着水したわりにはスムーズな着水でしたが、すぐに膝(ひざ)下くらいまで川の水が入り込み、内心とても焦りました。後部座席にいたので、翼の上にある非常口にたどり着くまで長く感じましたね」と緊迫した状況を振り返った。

 事故の知らせを受けた滝川さん親子は、駆け付けたフェリーの停泊場で大勢の報道陣に囲まれる裕己さんの元気な姿を確認したのだった。その際に裕己さんら救出者がまとい、映画のシーンにも使われた米赤十字社の毛布を会場で披露した。

 最後に、映画について出口さんは「9.11が起こった年に赴任し、その後この事故を経験しました。本当に作られた部分がなく、まるでその場にいた雰囲気を感じたほどリアルに描かれていました。映画を観(み)て、改めてサリー機長のプロ意識に感動しました」とコメント。鳥海さんは「パイロットの役割を改めて考えさせられる映画でした。乗員・乗客のすべての命や人生を一時的に預かる。それを最後の最後まで守り抜いたサリー機長は、素晴らしいと感じました」と語り、改めて機長の偉業に敬意を表した。

 ニューヨーク勤務の経験がある藤記者は「2001年以降、さまざまな事故が9.11と結び付けられセンシティブになっていました。この航空機がもしビルにぶつかって大事故となりテロを疑われていたら、また疑心暗鬼に包まれた不寛容なアメリカと思われていたのではないでしょうか。その意味でも機長の成し遂げたことの意味は大きかったと思います」と締めくくった。

 映画『ハドソン川の奇跡』は、こうして一躍国民的英雄として賞賛された機長が、その裏では思わぬ疑惑を掛けられ、国家運輸安全委員会の厳しい追及を受ける「知られざる日々」を克明に映し出す。機長の判断は本当に正しかったのか。“奇跡の救出劇”の陰で報道されなかった真実とは何なのか。9月24日より全国公開。

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