ノジュール

<第14回>自分の足で行ける、感動の絶景

  • 文 竹内寛文
  • 2014年7月31日
「東洋のナイアガラ」こと原尻の滝 (写真 松隈直樹)

写真:『ノジュール』8月号『心ゆさぶる 日本の絶景20』は発売中。表紙写真は阿蘇外輪山「ラピュタの道」(写真 三好和義) 『ノジュール』8月号『心ゆさぶる 日本の絶景20』は発売中。表紙写真は阿蘇外輪山「ラピュタの道」(写真 三好和義)

写真:絶景の城跡として人気の竹田城。雲海が出やすい秋から冬の訪問がおすすめ 絶景の城跡として人気の竹田城。雲海が出やすい秋から冬の訪問がおすすめ

写真:サンゴのかけらでできたバラス島。こんなに小さくても島なのです! サンゴのかけらでできたバラス島。こんなに小さくても島なのです!

写真:こちらが風伝おろし。朝霧が山を駈け下りてくる迫力は写真ではなかなか伝わりません…… こちらが風伝おろし。朝霧が山を駈け下りてくる迫力は写真ではなかなか伝わりません……

 『ノジュール』8月号では、自分の足で旅してみたい日本の絶景を大特集しています。そこで、乗り物で行ける場所で、かつあまり知られていない感動の絶景をご紹介します。

 見渡す限りの大草原……は、日本では珍しい大風景ですが、北海道の道東や道北で見ることができます。しかし、実は九州の阿蘇も草原の名所。見渡す限りの緑の山並み、世界一の規模を誇るカルデラの向こうに見える阿蘇の噴煙。表紙の写真は阿蘇外輪山の一端、通称「ラピュタの道」です。ドライブの人気ルート「ミルクロード」付近で眺めるのがおすすめです。雲海が出ればさらに幻想的に。

 雲海といえば、最近テレビCMなどにも登場して有名になった「日本のマチュピチュ」こと竹田城<兵庫県朝来(あさご)市>に憧れている方も多いのでは? 実はこの城跡は、最寄り駅から歩けます。雲海を見るなら秋から冬の早朝。前日に山陰本線和田山駅近辺に泊まり、翌朝は播但(ばんたん)線の始発列車でひと駅乗って竹田駅へ。ここから約30分の軽登山で城跡にたどり着けます。登城の達成感も手伝って、感慨もひとしおです。

 涼感あふれる絶景をひとつ。阿蘇からひと足延ばした大分県豊後大野(ぶんごおおの)市にある滝で「東洋のナイアガラ」と称される名瀑・原尻(はらじり)の滝です。JR豊肥本線の緒方駅から約3km、クルマで5分位。お隣の竹田市にある唱歌『荒城の月』の舞台とされる岡城址も10kmほどです。

 ところ変わって、沖縄へ。写真は砂浜だけの小島、バラス島。西表島まで行くのは少々大変ですが、現地発着の上陸ツアーに参加すれば船で20分ほどです。

 最後に、局地的な自然現象がもたらす絶景をご紹介。その名は「風伝おろし」。秋から冬に出現する朝霧をそう呼ぶのですが、その迫力は現地でしか味わえません。三重県最南部の御浜(みはま)町にあるその名も尾呂志(おろし)地区で見られるご当地の絶景。三重県熊野市、和歌山県新宮市からクルマで30~40分。こちらも早起きをして訪れてみてはいかがでしょうか。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの“宝物”が入っていることがある。(下記PROFILE画像)

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PROFILE

竹内寛文(たけうち・ひろふみ)

1999年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック、月刊誌『旅』の編集を経て、2007年から定期購読専門誌『ノジュール』事業部で編集、物販などを担当。2013年より同誌編集長。


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