ノジュール

<第15回>日帰りご褒美温泉

  • 文 竹内寛文
  • 2014年8月29日
箱根の玄関口となる箱根湯本駅へは、小田急ロマンスカーで1時間半(写真 宮地工)

写真:『ノジュール』9月号『日帰りご褒美温泉』は発売中。表紙写真は祖谷温泉郷、ホテル祖谷温泉(写真 三谷浩) 『ノジュール』9月号『日帰りご褒美温泉』は発売中。表紙写真は祖谷温泉郷、ホテル祖谷温泉(写真 三谷浩)

写真:箱根・小涌谷の三河屋旅館。日帰り入浴と食事が楽しめる 箱根・小涌谷の三河屋旅館。日帰り入浴と食事が楽しめる

写真:草津の中心・湯畑に隣接した立ち寄り入浴施設「御座之湯」(写真 三谷浩) 草津の中心・湯畑に隣接した立ち寄り入浴施設「御座之湯」(写真 三谷浩)

写真:JR九州『ゆふいんの森』号で由布院温泉へ。写真はラウンジカー(写真 松隈直樹) JR九州『ゆふいんの森』号で由布院温泉へ。写真はラウンジカー(写真 松隈直樹)

 温泉のもつリフレッシュ効果の一つに「転地効果」があります。日常と異なる自然の中に身を置くことで、心身の癒やしにつながるというもの。忙しくてなかなかのんびりとした旅ができない方に、日帰りで楽しむ温泉旅がおすすめです。鉄道を使うと、行き帰りの道中でも旅気分が楽しめて、アクセスも楽々。少し奮発して、列車で出掛けてみてはいかがでしょう。

■ターミナルから温泉直行!

新宿→箱根湯本

 『ロマンスカー』の愛称で知られる小田急電鉄の特急『はこね』号は、温泉列車の代表格。新宿から1時間半、終点の箱根湯本駅付近には、立ち寄り入浴ができる温泉宿や“日帰り湯治”が楽しめる上質な温泉施設が点在しています。さらに箱根湯本駅から登山電車や路線バスに乗り換えて30分ほど箱根の山へ分け入ると、自然の中に湧く閑静な温泉場も。温泉旅館やホテル、オーベルジュなどの“0泊食事付き”の日帰りプランでくつろぐのがおすすめです。

浅草→鬼怒川温泉

 都心発着の温泉特急をもう一つ。東武特急のスペーシア『きぬ』号です。起点は東京下町の浅草駅。浅草から旅に出る、という機会は多くないはずですから、それ自体も楽しみです。この列車の特徴は個室があること。夫婦でのんびりと、あるいはグループ旅行で賑(にぎ)やかに道中を楽しめます。日帰りプランのある大型ホテルが多い鬼怒川温泉への旅にぴったり。

■新幹線を使うとこんな温泉にも

 少し遠出をするならば、新幹線を1時間ほど使って、乗り換えを含めて合計3時間くらいが、ギリギリの日帰り圏でしょうか。例えばこんな名湯への日帰り旅も楽しめます。

東京→軽井沢→草津温泉

 日本屈指の名湯・草津へは、長野新幹線で軽井沢経由でアクセスすると3時間弱。湯畑前の「御座之湯」で「ちょいな三湯湯めぐり手形」を入手し、浴衣をレンタルして、湯治気分で外湯めぐりを。軽井沢~草津間の高原を行く路線バスの車窓も楽しみです。

新大阪→岡山→大歩危→祖谷(いや)温泉郷

 徳島県の山峡に湧く秘湯は、専門家も認める極上の美肌の湯。新大阪から新幹線、岡山から特急を乗り継いで約3時間。午前中にはひと風呂浴びることができます。渓谷に湧く温泉は、転地効果も抜群。少し遠いだけに、旅気分が存分に味わえます。

■鉄道+日帰り入浴プランで

 九州には、JRの列車と宿の利用がセットになった日帰りプランが充実しています。例えば、博多から人気の特急『ゆふいんの森』号で由布院へ。温泉宿で食事と入浴を楽しみ、お土産などの特典がついて1万円ほど、というプランも。

 日帰りとしては少しゼイタクな旅ですが、たまには“ご褒美旅”でリフレッシュを!

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの“宝物”が入っていることがある。(下記PROFILE画像)

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PROFILE

竹内寛文(たけうち・ひろふみ)

1999年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック、月刊誌『旅』の編集を経て、2007年から定期購読専門誌『ノジュール』事業部で編集、物販などを担当。2013年より同誌編集長。


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