私の一枚

家族と出かけた思い出の地 水樹奈々さん

  • 2014年10月14日
「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる、愛媛県東平地区にある別子銅山の跡地。この建物は銅の保管庫だったもので、歴史的建造物として観光地の中に残されている。「この場所は山の上から約200段もの階段を下りるので、衣装を着てヒールで下りてくるのはとても大変でした(笑)」。

写真:声優であり歌手の水樹奈々さん。 声優であり歌手の水樹奈々さん。

写真:10月15日に発売の30枚目のシングル「禁断のレジスタンス」のジャケット写真。 10月15日に発売の30枚目のシングル「禁断のレジスタンス」のジャケット写真。

 ここは東洋のマチュピチュと呼ばれる愛媛県の東平地区にある別子銅山の跡地です。銅山が華やかなりし頃は、多くの人が集い、あらゆる娯楽施設があったそうですが、閉山後は一帯が観光地になっています。今回リリースするシングル「禁断のレジスタンス」のミュージックビデオを撮影したのですが、この場所は私の亡くなった父の出身地であり、家族の思い出の地でもあります。

 私は中3で愛媛を離れるまで、演歌歌手になるための厳しいトレーニングを毎日家で行い、休日はカラオケ大会への出場のため、家族で遊びに出かけることはほとんどありませんでした。いつも「家族で遊びに行きたいよ」と父に訴えていたのですが、「カラオケ大会で色々な所に行ってるだろ」と一喝。でも、唯一家族でキャンプに出掛けたことがあって…それがこの場所だったんです。 

 現在、私は愛媛の観光大使をやらせていただいていて、この場所の写真を見る機会が多く、また訪れたいと常々思っていたのですが、今回、父の七回忌という運命的なタイミングで、行くことができて、とてもうれしかったです。

 今の自分があるのは父の厳しい特訓はもちろんですが、愛媛県の新居浜市に生まれ育ったことが大きいと思っています。新居浜は歌好きな方が多く、コーヒーを飲みながら一日歌えるカラオケ喫茶が今も100店舗以上ある町。カラオケ大会やイベントなど毎週何かの催し物が行われています。そんな土地だから、子供ながらに演歌を歌っていた私を受けいれてくれたんだと思います。普通、子供が演歌なんて…と色眼鏡で見られても不思議はないですが、新居浜ではみなさんがどんどん背中を押してくれたんです。

 今年はデビュー17年。デビューした時の年齢と同じだけ年を重ねました。この10月にリリースする30枚目のシングルではデジタルサウンドと民族楽器を使ったファンタジーサウンドの融合にチャレンジし、また新しい水樹奈々を感じていただけると思っています。

 声優としての活動は新しい発見と出会いに満ち溢(あふ)れています。アニメのキャラクターと共に様々な人生を体感することで自分にはなかった発想をもらい、その刺激が表現者としての引き出しを広げてくれていると思います。これからも声優として、歌手として、演歌から学んだ魂の宿る言葉を届けていけるよう頑張ります!!

   ◇

みずき・なな 声優・歌手 4月に10枚目のアルバム「SUPERNAL LIBERTY」、10月15日に30枚目のシングル「禁断のレジスタンス」をリリース。来年1月にはさいたまスーパーアリーナで、初のアコースティックライブが決定。

◆10月15日に、シングル「禁断のレジスタンス」が発売。水樹奈々本人が主演するTVアニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」オープニングテーマ「禁断のレジスタンス」、劇場上映版「宇宙船艦ヤマト2199 追憶の航海」エンディング主題歌「BLUE」など3曲を収録。また3曲とも、水樹奈々が作詞に挑戦している。

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

&Mの最新情報をチェック

Shopping