関口一喜 イチ押し週刊誌

限界を迎えている可能性が高い安倍首相の体

  • 文 関口一喜
  • 2014年11月5日

写真:安倍晋三首相 安倍晋三首相

写真:昭恵夫人 昭恵夫人

写真:フライデー(講談社)2014年11月14日号 フライデー(講談社)2014年11月14日号

写真:週刊新潮(新潮社)2014年11月6日号 週刊新潮(新潮社)2014年11月6日号

 安倍晋三首相は相当にお疲れなのではないか。国会答弁で野党の質問に声を荒げたり、あらぬことを口走ったりするのは、相次ぐ閣僚の「カネ問題」でストレスがたまっているだけでなく、体調が思わしくないのではと心配になる。『フライデー』(11月14日号)が<安倍首相もう隠せない苦悶(もん)の表情>で伝えている通りなら、深刻な状態である。

 10月26日に茨城県の航空自衛隊百里基地で開催された航空観閲式で、閲兵のスタート地点でオープンカーに乗り込んだ安倍首相が、突然しゃがみこんでしまったというのである。防衛省担当記者がこう話している。

 「本来ならば、安倍総理は立ったまま車上から自衛隊員を激励するはずなのに、ヘナヘナと座席に座りこんでしまったんです。SPから促されても、また立っていられなくなってしまう。よほど体調が悪かったのでしょう。この日はずっと顔色が悪く、訓示の声も張りがなかった」

 掲載されている写真では立っているが、頬(ほお)はたるみ、疲れ切った表情だ。数日前から風邪気味だったといい、その後は予定通りにスケジュールをこなし、夜には地元支援者と会食しているからとくにどうということはなかったのかもしれないが、安倍首相には潰瘍性大腸炎という持病がある。この病気の悪化は「ストレスが一番の原因」(消化器内科が専門の盛男医院・高橋盛男院長)だそうで『フライデー』は「相次ぐスキャンダルでストレスがピークに達し、安倍首相の体は限界を迎えている可能性が高い」と指摘する。

 安倍首相は東京・渋谷の私邸で過ごすことが多く、危機管理上の問題があると国会で取り上げられたことがあるが、最近は公邸に泊まることが増えているという。評論家の大宅映子氏が『週刊新潮』(11月6日号)で苦言を呈している。「彼女(昭恵夫人)は“私が地方に行く時は主人が公邸に泊まることもある。そうすると自分のことは自分で出来るようになり、一緒に片づけてくれ、お皿を洗ったり、ゴミも出してくれます”と語っていました」「体調もすぐれない中、激務をこなし皿洗いまでしている。普通のお父さんでも、そこまではしないでしょう」

 家事の手伝いはかえって気分転換になるとも思うが、新聞の動静欄を見ると、たしかに激務だ。一国の総理が顔を出さなければいけないのかというような会合や式典が少なくない。首相周辺はもう少し体調を優先した日程を組んだ方がいいのではないのか。

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PROFILE

関口一喜(せきぐち・かずのぶ)

1950年横浜生まれ。週刊誌、月刊誌の記者をへて76年に創刊直後の「日刊ゲンダイ」入社。政治、経済、社会、実用ページを担当し、経済情報編集部長、社会情報編集部長を担当後、統括編集局次長、編集委員などを歴任し2010年に退社。ラジオ番組のコメンテーターも10年つとめる。現在はネットニュースサイト「J-CAST」シニアエディター。コラムニスト。


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