ノジュール

<第19回>冬の京都で、琳派を学ぶ

  • 文 竹内寛文
  • 2014年12月26日
特別公開される『牛図』俵屋宗達筆(写真 京都市観光協会)(頂妙寺  三条京阪駅から5分)

写真:本阿弥光悦作庭と伝わる『巴の庭』(本法寺 堀川寺ノ内バス停3分) 本阿弥光悦作庭と伝わる『巴の庭』(本法寺 堀川寺ノ内バス停3分)

写真:光琳の襖絵を元につくられたという『光琳曲水の庭』(妙顕寺 堀川寺ノ内バス停3分) 光琳の襖絵を元につくられたという『光琳曲水の庭』(妙顕寺 堀川寺ノ内バス停3分)

写真:高山寺石水院では生あるものを慈(いつく)しんだ明恵(みょうえ)上人の座像が迎えてくれる。京都駅からバスで約1時間(写真 宮川透) 高山寺石水院では生あるものを慈(いつく)しんだ明恵(みょうえ)上人の座像が迎えてくれる。京都駅からバスで約1時間(写真 宮川透)

写真:定期購読雑誌『ノジュール』2015年1月号は発売中。表紙は京都・伏見稲荷大社 定期購読雑誌『ノジュール』2015年1月号は発売中。表紙は京都・伏見稲荷大社

 落ち着いた風情を見せる冬の京都。底冷えは厳しいですが、人出の少ない時期だからこそ、素顔の町とじっくり向き合える好機です。『ノジュール』でも恒例の京都特集をしています。

 この冬まず楽しみなのが、非公開文化財特別公開。多数の寺院で特別公開が行われますが、今期の目玉は「琳派(りんぱ)」。本阿弥光悦が洛北・鷹峯(たかがみね)に今でいう芸術村を開いて400年にあたることから、絵画、庭園、寺院などの特別公開が行われます。

 琳派は光悦や俵屋宗達、尾形光琳が生み出したアートの新潮流。斬新で洗練された美に触れて、ココロに刺激を。心機一転の年頭にはピッタリです。

 2014年秋の京都で話題となったのが、京都国立博物館で開催された鳥獣戯画展。栂尾(とがのお)高山寺(こうさんじ)は、この謎を秘めた名画の故郷として知られています。山々に抱かれた境内に立つと、自然との近さを感じることができ、この古寺で鳥獣戯画が守られてきた背景をうかがい知ることができます。雪化粧した風情もまたよし。

 なお、春には東京国立博物館でも鳥獣戯画展が予定されていますので、その予習にもおすすめです。静かな京で、古き佳(よ)きものとじっくり向き合う旅を、ぜひ。ヒートテックと厚手の靴下、カイロも必携! 温かくしてお出かけください。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの“宝物”が入っていることがある。(下記PROFILE画像)

■定期購読専門誌『ノジュール』最新刊をもっと見る

このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

PROFILE

竹内寛文(たけうち・ひろふみ)

1999年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック、月刊誌『旅』の編集を経て、2007年から定期購読専門誌『ノジュール』事業部で編集、物販などを担当。2013年より同誌編集長。


&Mの最新情報をチェック

Shopping