ノジュール

<第31回>京都の開運&あったかグルメ旅

  • 文 田村知子(『ノジュール』編集長)
  • 2016年1月4日

足腰の健康に御利益があるという護王神社

  • 足腰の健康に御利益があるという護王神社

  • 伏見の住宅街にある金札宮。境内奥に恵比須様が

  • 金札宮の金運守と福籠守、福えびす手ぬぐいなどの開運グッズ

  • 金札宮の正面、大黒寺には門の屋根にも大黒様

  • 護王神社では手水舎にもイノシシ像が。祈願の絵馬がびっしりかけられている

  • 鳥初鴨川の鶏鍋(鳥の水炊きコース)

  • 定期購読誌『ノジュール』1月号は発売中。写真は、将軍塚青龍殿の舞台とガラスの茶室「光庵」

 冬の京都を歩くには、鍋や蒸し物などあったかグルメが欠かせません。初春の『ノジュール』では、冬グルメに開運スポットをまじえた古都歩きを紹介しています。記事を執筆いただいたのは、京都に住み、京都を歩きつくした達人・柏井壽(かしわい・ひさし)さん。今年も元気に旅ができるように健康や金運に御利益がある、まだあまり知られていないスポットを教えていただきました。

 そのひとつが、伏見にある小さなお社・金札宮(きんさつぐう)。伏見といえば、赤い鳥居が続く伏見稲荷大社が有名ですが、その4kmほど南、住宅街のなかにこの神社があります。由緒は古く平安京の頃、天から金の札が降ってきたと伝わります。境内には、にこやかに微笑む恵比須様が立ち、壱億萬両と描かれた「福えびす手ぬぐい」や金運守などの金運グッズが手に入ります。またおもしろいのが、このお社の正面には、恵比須様と対をなすように出世大黒天を祀(まつ)る大黒寺(だいこくじ)があること。門の屋根上にも、なんとも愛らしい小さな大黒様が鎮座しており、傍らには「金運清水」とよばれる、ありがたい井戸水が湧いています。

 また、健康といっても特に足腰に御利益ある神社があるというのも、寺社が多い京都ならでは。京都御所の西側、蛤御門の向かいの「護王神社(ごおうじんじゃ)」がそれです。平安遷都に尽力した和気清麻呂公を祀り、彼の災難を300頭ものイノシシが助けたというエピソードから境内にはいたるところにイノシシが置かれています。普通は、狛犬がいる場所にも、手水舎の龍(りゅう)がいる場所にも、もちろん御守にもイノシシです。その御利益から、スポーツ選手なども参拝に訪れるそうです。

 歩いた後は、鴨川に面した風情ある店内でいただく「鳥初鴨川(とりはつかもがわ)」の鶏鍋や、京都の冬の風物詩・かぶら蒸しを祇園の「一平茶屋(いっぺいちゃや)」でいただきます。そして、冬季限定でしか味わえない温かいお寿司・蒸し寿司を、昔ながらの京寿司の店「末廣(すえひろ)」で買って帰れば、冬の古都歩きもほっこり温かい気持ちで締めくくれます。

 『ノジュール』1月号では、今年は「禅」がテーマの「京の冬の旅」特別公開文化財をめぐるモデルプランや、京都市街を一望する新名所・将軍塚青龍殿の大舞台のほか、至極の一椀やあったか小鍋などの冬グルメ、近年その数が増えている京都のショコラティエなど、京都の冬を楽しむ情報が満載です。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。球の中心にアンモナイトや三葉虫の化石などの“宝物”が入っていることがある。

 

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PROFILE

田村知子(たむら・ともこ)

1995年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック『るるぶ』の編集ほか、旅行情報サイト「るるぶ.com」などデジタル媒体の企画制作・統括を担当。『るるぶ編集長』を経て、2015年から定期購読専門誌『ノジュール』編集長。

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