試乗記

新生活を支える「生活の足」 スクーターを徹底試乗(前編)

  • 2016年2月23日

【動画】チバテレ「週刊バイクTV」ダイジェスト

写真:週刊バイクTVのパーソナリティ、末飛登さんと藤原明子さん。ツーリングに、スポーツ走行に、さまざまなライディングシーンを紹介する人気長寿番組だ 週刊バイクTVのパーソナリティ、末飛登さんと藤原明子さん。ツーリングに、スポーツ走行に、さまざまなライディングシーンを紹介する人気長寿番組だ

写真:こちらが今回試乗した4車種。左から、アドレスV50、アドレス110、アドレスV125、バーグマン200(いずれもスズキ) こちらが今回試乗した4車種。左から、アドレスV50、アドレス110、アドレスV125、バーグマン200(いずれもスズキ)

写真:スラローム走行中の様子。末飛登さんはしっかりバイクを倒しこんで、やや攻めのポジション。試乗しているのは大口径ホイールのアドレス110だ スラローム走行中の様子。末飛登さんはしっかりバイクを倒しこんで、やや攻めのポジション。試乗しているのは大口径ホイールのアドレス110だ

写真:50ccスクーターのサイズ感はやはりコンパクト。パイロンに近い、タイトなスラロームも軽やかにこなせる 50ccスクーターのサイズ感はやはりコンパクト。パイロンに近い、タイトなスラロームも軽やかにこなせる

写真:同じスラロームも、荷物を積んだらどうなるか?合計30Kgの荷物を、シート下のラゲージスペース、リアキャリア、そして背中のリュックに分けて荷重。「背中の荷物が動くのが曲者ですね」(藤原さん) 同じスラロームも、荷物を積んだらどうなるか?合計30Kgの荷物を、シート下のラゲージスペース、リアキャリア、そして背中のリュックに分けて荷重。「背中の荷物が動くのが曲者ですね」(藤原さん)

写真:スクーターのラゲージスペースといえば、メットイン、などとも呼ばれるシート下の収納スペース。お米や水ものなど、かさばって重たい荷物を持つ可能性があるなら、フロントのかごやリアのキャリアを追加したほうがよさそうだ スクーターのラゲージスペースといえば、メットイン、などとも呼ばれるシート下の収納スペース。お米や水ものなど、かさばって重たい荷物を持つ可能性があるなら、フロントのかごやリアのキャリアを追加したほうがよさそうだ

写真:世界戦略車と位置付けて、14インチの大口径ホイールを採用したアドレス110。一般的なスクーターよりもバイクに近いフォルムで、重心もやや高め。ホイールが大きい分、直進性・走破性に優れる 世界戦略車と位置付けて、14インチの大口径ホイールを採用したアドレス110。一般的なスクーターよりもバイクに近いフォルムで、重心もやや高め。ホイールが大きい分、直進性・走破性に優れる

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 いよいよ春目前! 生活ががらりと変わるという人も少なくないだろう。そんな新生活の交通事情を支えてくれる、車やバイクを探し始める人も多いのでは?

後編はこちら

 走りやすくて、ある程度の荷物が積めて、扱いが楽。となると、がぜん注目されるのがスクーターだ。千葉県のローカルテレビ局、千葉テレビ放送(以下:チバテレ)の人気番組「週刊バイクTV」が、スズキの50ccから200ccクラスのスクーターを、ユーザー目線で乗り比べるというので、さっそく試乗の印象を取材に出かけてみた!

 今回、用意されたのは
①スポーティーなスタイルと新開発の50ccエンジンを搭載したアドレスV50
②通勤快速のイメージにぴったりなスポーティースタイルのアドレスV125S(原付2種)
③14インチラージホイールを採用した世界戦略車 アドレス110(原付2種)
④通勤通学からプライベートまでこなす万能中型バイク、バーグマン200(中型二輪)
の4台。

 これらに番組MCの末飛登(まひと)さんと藤原明子さんが次々に試乗する。

まずはスラローム

 スクーターの使用場面を考えると、小回りや取り回しなど小さな動きへの対応は大切なポイント。番組ではさっそく、コースにパイロンを設置してスラロームテストからスタートした。

 「やっぱりアドレスV50やアドレス125Vは小型で軽量。小回りは軽やかですよね。特に125Vは排気量は50Vの倍以上ありながら、パッケージは同社のアドレスV100のサイズ感を引き継いでるんです。なので、小さくて低重心、それでいてパワフル。小型二輪免許で乗れるサイズとしてはなかなか優秀じゃないかと思いますよ」(末飛登さん)

 一方、スタイルの特徴的なアドレス110とビッグスクーターに近いバーグマン200はどうだろう?

 「110は14インチのラージホイールを採用しています。これは世界基準に合わせてるんですよね。アジアのマーケットを見据えたとき、日本に比べて悪路が多かったりするのに対応して走破性の高いラージホイールを採用しているわけです。もうひとつのバーグマンは、すごくグラマーに見えますよね。これはビッグスクーターに並んでも遜色ないサイズとラグジュアリー感を追及した結果でしょう」

 この2台でスラロームをすると…?

 「110は、ラージホイール採用の影響でやや腰高。重心も高めです。直進走行性は安定していますが、細かなスラロームをしようとすると、やや頑固というか、積極的に乗り手が働きかけないとスムーズに動かない印象ですね。バーグマンのほうは、見た目に反してすごく身軽です。ガソリンタンクが中央底部に設置されているので低重心。意外と機敏になめらかに動いてくれるので、中型二輪免許がある人ならおすすめですね」

荷物を積んで走るとどうなる?

 生活の足、という性格を考えると、どうしても荷物を積んだときのことを考えないわけにはいかない。今回番組では、合計30キロ(=原付の最大積載量)の荷物を、シート下のラゲージスペースやリアのキャリアー、そしてライダーのリュックサックに分けて搭載。同じようにスラローム走行を試してみた。

■アドレスV50

「これだけの荷物を積んでのスラロームはさすがに負担が大きい。「かなり意識してハンドル、ブレーキの操作をしないとふらつきますね。特にハンドルが取られます」(藤原さん)。

「背中のリュックに、たとえばペットボトルなどの水ものの荷物を背負うと、コーナーで荷物が振れますよね。そいうときはかなり慎重にスピードを抑えていかないと、ライダーの重心のブレがダイレクトに影響します」(末飛登さん)

■アドレス110

「元々腰高、高重心なところへ、背中にも荷物をしょっているために、どうしても多少ふわつきは出ます。それでも大口径車輪のおかげで直線は安定。ハンドル操作もなめらかなのはさすがです」(末飛登さん)

「シートが前後に長いので、二人乗りはしやすいかもしれません」(藤原さん)

■アドレスV125

「小型二輪免許までで対応できる中では、この125Vが、荷重走行では最も安定していました。低重心でサスペンション周りも粘り強いので、小口径のタイヤでもじっくりと路面をとらえてスムーズにスラロームできました。重たい荷物を積んでいても、安心して渋滞路や駐車場の狭路に入っていけますね」(末飛登さん)

「これに前かごをつけたら、ほんとにお米でも水でも、怖がらずに買って帰れそうです」(藤原さん)

■バーグマン200

「排気量も大きく、車体にもボリュームがあるので、やっぱり大きな荷物を持って…となるとバーグマンはダントツですよ。ただ、中型二輪免許が必要だということと、車体のボリュームに対して、ラゲージスペースはやや小さめかな。アドレス50Vやアドレス125は前にかごを設置できる仕様ですが、それもないし……。ネギや大根を折らずに持ち帰るには、背負うか、リアにキャリアーを取り付けるしかないと思います」(末飛登さん)

 50、110、125、200と、必要となる免許もサイズもそれぞれだが、生活に密着したパーソナルな移動手段として便利なのがスクーター。後編ではスタートダッシュ(初速)や、総合的な使い勝手についてリポートする。

(文・浅野裕見子 写真と動画はチバテレ提供)

〈後編はこちら

    ◇

チバテレ「週刊バイクTV」
出演者:末飛登(まひと)、藤原明子
レギュラー放送枠:水曜日 22:30~23:00
番組ホームページ
http://www.chiba-tv.com/program/detail/1010#schedule

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