ノジュール

<第2回>富士山へ、北三陸へ。絶景列車の旅

  • 文 竹内寛文
  • 2013年6月28日
御殿場線で車窓の富士山を堪能。夏場は午前中の方がよく見えそうです。富士岡駅にて。(撮影:松澤暁生)

写真:定期購読誌『ノジュール』7月号は発売中。表紙の写真は三陸鉄道北リアス線(撮影:中井精也)。第2特集は「一度は見ておきたい、日本の夏祭り」定期購読誌『ノジュール』7月号は発売中。表紙の写真は三陸鉄道北リアス線(撮影:中井精也)。第2特集は「一度は見ておきたい、日本の夏祭り」

写真:八戸線は「鮫駅を過ぎるとほぼずっと絶景区間です」と乗りテツの達人も推奨のルート。太平洋に沿ってディーゼルカーが進みます。(撮影:中井精也)八戸線は「鮫駅を過ぎるとほぼずっと絶景区間です」と乗りテツの達人も推奨のルート。太平洋に沿ってディーゼルカーが進みます。(撮影:中井精也)

写真:「小袖海女センター」で新鮮なウニをぜひ! 久慈駅からタクシーで15分ほど(撮影:中井精也)「小袖海女センター」で新鮮なウニをぜひ! 久慈駅からタクシーで15分ほど(撮影:中井精也)

写真:山田線の宮古〜盛岡間は渓谷を行く絶景路線。運転本数が大変少ないのでご注意を(撮影:中井精也)山田線の宮古〜盛岡間は渓谷を行く絶景路線。運転本数が大変少ないのでご注意を(撮影:中井精也)

写真:三島では少し奮発してうな重を。湧水でしめたウナギを使う老舗の味に舌鼓。これも富士山の恵み?(撮影:松澤暁生)三島では少し奮発してうな重を。湧水でしめたウナギを使う老舗の味に舌鼓。これも富士山の恵み?(撮影:松澤暁生)

 ローカル線旅のシーズン到来。ノジュール7月号では“乗りテツ”こと全国各地の鉄道路線を知りつくした達人の皆さんと、鉄旅派の編集部員が「夏こそ乗りたい絶景路線」を厳選しました。きらきらと輝く海、緑が萌える山なみ、涼風を運ぶ渓谷……。人工物のまったく見えない北海道の路線、“絶景酔い”してしまいそうな山岳鉄道、海をわたるトロッコ列車など、いずれも夏ならではの感動的な車窓が揃いました。

そんな景勝ルートが数ある中で、今年の話題×絶景車窓が一緒に楽しめる旅はいかがでしょう? 本誌から一部をご紹介させていただきます。

■北三陸、海と山とウニの旅

 朝ドラで話題の北三陸は、鉄道絶景旅にうってつけです。東北新幹線の八戸駅から窓いっぱいの太平洋を眺めて八戸線を南下。終点・久慈(くじ)では、朝ドラの舞台「小袖海女センター」を訪ねます。旬のウニを味わったら、全線復旧への取り組みが続く三陸鉄道北リアス線に乗車。北山崎などリアス式海岸を眺めて旅します。列車に乗ったり、お土産を買ったりしながら少しでも沿線の応援を。宮古からは山路線。JR山田線の涼感あふれる渓流美に見とれていると約2時間で盛岡に到着。

 八戸に1泊して朝発てば、駆け足ながら1日でまわれるコースですが、できれば浄土ヶ浜などの景勝地や宮古市内のホテルに宿泊して、買い物をしたり海の幸を味わったり。三陸の人たちとふれあいながら、旅を通じた支援を。(本誌では鉄道写真家・中井精也さんの写真紀行を紹介しています)

■おめでとう富士山! 満喫の旅

 世界遺産登録が正式決定した富士山。さまざまな角度から眺めたり味わったりの1日旅はいかがでしょう。まずは富士山の南麓を走るJR御殿場線で、雄美な裾野を広げた富士ビューを楽しみます。昼ごろには、身延線へと乗り継いで富士宮へ。ご当地焼きそばでサッと昼食。市内に湧く富士の湧水でのどを潤し、富士山本宮浅間大社を訪問。午後は東海道五十三次の名所・由比(ゆい)へ。東海道広重美術館に寄った後は、富士の湧水が流れる三島市内へ。老舗の名物鰻屋でスタミナ補給して帰路へ。

 このコースは、いずれも富士山が見えるかどうかがカギ。どの路線も比較的列車の便がいいので、天気予報と相談しながら、マイプランを計画してみてください。東京からの場合、行きは御殿場線、帰りは東海道線という日帰りコースがおすすめ。名古屋方面からは熱海温泉や、世界遺産に“逆転登録”となった静岡市内の三保ノ松原に泊まるプランもアレンジ可能です。時刻表を繰るのもまた、鉄道旅の醍醐味です!(本誌では「青春18きっぷ」を使ったモデルプランを紹介しています)

 夏の旅は早起きが肝心。涼しいうちに出発して、夕方には切り上げるくらいがおすすめ。のんびりと、車窓風景を楽しみましょう。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。「団塊の世代」の語源となったもので、球の中心にアンモナイトや三葉虫などの化石が入っていることがある。(下記PROFILE画像)

■定期購読専門誌『ノジュール』最新刊をもっと見る(http://www.nodule.jp/)

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PROFILE

竹内寛文(たけうち・ひろふみ)

1999年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック、月刊誌『旅』の編集を経て、2007年から定期購読専門誌『ノジュール』事業部で編集、物販などを担当。2013年より同誌編集長。

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