「GAZOO Racing 86/BRZ Race」開幕戦スタートシーン=7月14日、静岡県・富士スピードウエイ。K.Kobayashi撮影。今年、モータースポーツ界で一番の注目レースと言っても過言ではないナンバー付き車両で競うワンメイクレース「GAZOO Racing 86/BRZ Race」が7月13日、14日に富士スピードウエイで開幕戦を迎えた。初代ウイナーにはNo.7 山野 直也(P.MU RACING 86)、2位にNo.100 富澤勝(エヌワンテクノロジーWIN86)、3位にはNo.557 大西隆生(オートバックスG786ポテンザ)が入った。
使用する車両は、TOYOTA 86「86Racing」かSUBARU BRZ「RA Racing」。どちらもナンバーを取得できるとはいえ、レース参戦用車両となるため購入したそのままの状態でレースに参戦することが可能。国内A級ライセンスを取得し車両を購入すことで、だれでも「GAZOO Racing 86/BRZ Race」に参戦することができる。ちなみにTOYOTA 86「86Racing」は架装メーカー希望小売価格280万円(税込み、北海道を除く)。
開幕戦には、今回が人生初のレース参戦というアマチュア選手から服部尚貴、片岡龍也、織戸学などトップカテゴリーで活躍してきたプロフェッショナルドライバーまで幅広い層が参戦。エントリーは82台を数えた。
土曜日の予選は、A、Bの二つのグループに分かれて行われ、日曜日の決勝(10周)には45台が、コンソレーションレース(5周)には33台が出場した。
これまでも様々なワンメイクレースが開催されてきたが、FF車両(フロントエンジン、前輪駆動)のレースがほとんどだったこともあり、本格的なFR車両(フロントエンジン、後輪駆動)のワンメイクレースに注目が高まった。上位のカテゴリーで使用されるレーシングマシンは、エンジン搭載位置が車両の前か中心部という違いはあれど、後輪を駆動するレイアウトが採用されている。スーパーGTなどで活躍する片岡龍也選手は、「後輪駆動車のマシン挙動を知ることで上位カテゴリーに進むための練習になる」と言い、このレースへの参戦が将来、上位カテゴリへのステップアップに繋がる可能性も十分に考えられるという。
片岡選手は「FRはやっぱり操る楽しさがある。86と言う響きに年配の方が反応して参戦したいと思ってくれるかもしれないし、見た目もカッコいいから若い人も興味をもってくれるといいな」。また、国内外の数々のトップカテゴリーに参戦し、現在はスーパーGTのドライビングスタンダードオブザーバーなどを務める服部尚貴選手は「ワンメイクのカテゴリーで、プロフェッショナルがいて、アマチュア、ビギナーがひとつになって走るようなレースって最近なかったので、手軽にだれでも参加できて、なおかつ全員でドライビングのスキルアップに繋がればいいですね」と話していた。モータースポーツの底辺を広げる上でも注目のカテゴリーになりそうだ。
決勝レースを5位でフィニッシュした片岡選手は「苦しかったですね。僕の車はどうしたわけか直線が遅くて、抜くのが大変でした。やれることはやったかなという5位でしたけど、まあアマチュア勢にギャフン言わされました」と笑った。服部選手は「十分楽しいです。もっとこれ25周レースとか、35周レースにしてくれないかな」と10周では物足りないとアピール。女性ドライバーも複数参戦しており、タレント、モデルを中心とする女性だけのカートレーシングチーム、女子カート部(JKB)部長を務める塚本奈々美選手は「皆さんにスポーツカーの楽しさを、私なりに発信したいとの想いで参戦しています。7月初旬にマシンをシェイクダウンし、短い練習期間でしたが、スタッフが一級のレーシングカーに仕上げてくれたおかげで、82台の半数が落ちる厳しい予選を突破出来ました。<KYOSHO JKB86>は子供たちにも大人気でしたし、将来のモータースポーツファンが増えることになれば嬉しいですね。次戦の菅生もがんばります」と話していた。
今シーズンは全七戦が予定されている。第二戦は7月27日、28日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される。
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