ノジュール

<第7回>冬はスローな列車旅

  • 文 竹内寛文
  • 2013年11月29日
寝台列車もここまで進化! 「ななつ星in九州」のデラックススイート(写真:佐々倉実)

写真:定期購読誌『ノジュール』12月号は発売中。写真は「ななつ星in九州」のラウンジカー定期購読誌『ノジュール』12月号は発売中。写真は「ななつ星in九州」のラウンジカー

写真:阿蘇駅構内にあるレストラン「火星」阿蘇駅構内にあるレストラン「火星」

写真:「おれんじ食堂」の食事(写真:松隈直樹)「おれんじ食堂」の食事(写真:松隈直樹)

写真:朝の室蘭本線を行く「カシオペア」(写真:佐々倉実)朝の室蘭本線を行く「カシオペア」(写真:佐々倉実)

写真:「トワイライトエクスプレス」のダイニング(写真:佐々倉実)「トワイライトエクスプレス」のダイニング(写真:佐々倉実)

 2013年は新列車が続々登場。鉄道旅は新時代を迎えました。列車ならではの時間や空間をいかに楽しむかという、いわば「スローな旅」へと移ろいつつあります。とくに今年の注目点は、美味しいものを食べながらの、のんびり旅。ここでは、この冬おすすめの3タイプの列車をご紹介しましょう。

 まずは超豪華列車の旅。この10月にデビューし、メディアを賑わせた「ななつ星in九州」です。こだわり抜いた全14室の客室、ダイニングカーでの食事やラウンジカーでのくつろぎのひと時など、九州の大風景を眺めながらの周遊旅は、究極の贅沢(1泊2日15万5000円〜と価格も豪華)。

 とはいえ、来年6月乗車分まではすでに完売。次回は年明けに受付開始される14年7月乗車分〜という人気ぶりです。乗車はできなくても、豪華列車の朝食会場となるレストラン「火星」での食事なら、どなたでも楽しめます。場所は熊本・JR阿蘇駅の構内(ホームの上)。列車を見ながら昼食、ディナーを。

 二つ目は「食堂車」の復活。といっても、かつて東海道新幹線や特急列車に連結されていたような食堂車ではなく、列車まるごとを使った“食堂列車”。それも人気レストランのシェフが監修した本格的な料理が食べられる、いわば「レストラントレイン」です。

南九州を走る列車「おれんじ食堂」では、食事とともに停車駅での沿線名物の買い物が楽しみ。そして、八戸からドラマで話題になった北三陸へと走る「TOHOKU EMOTION(東北エモーション)」では、東北の食材を使ったコース料理が味わえます。いずれも、窓いっぱいの海を眺めながらという贅沢なシチュエーション。

 そして三つ目は、年々本数が少なくなる夜行列車。北海道、北陸両新幹線の準備が進む一方で、在来線の定期夜行列車は減便が続いています。来春には、上野と青森を結ぶ「あけぼの」の引退が決まりました。この冬は、北海道をめざす3列車、上野と札幌を結ぶ「カシオペア」「北斗星」、大阪と札幌を結ぶ「トワイライトエクスプレス」の旅はいかがでしょう。朝起きると、車窓に広がる銀世界……、明け行く海を眺めながらの朝食は何ものにも代えがたい贅沢です。

『ノジュール』12月号は「贅沢列車とご馳走列車」の大特集。人気の寝台特急「サンライズ出雲」の乗車ルポもお見逃しなく。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。「団塊の世代」の語源となったもので、球の中心にアンモナイトや三葉虫などの化石が入っていることがある。(下記PROFILE画像)

■定期購読専門誌『ノジュール』最新刊をもっと見る(http://www.nodule.jp/)

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PROFILE

竹内寛文(たけうち・ひろふみ)

1999年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック、月刊誌『旅』の編集を経て、2007年から定期購読専門誌『ノジュール』事業部で編集、物販などを担当。2013年より同誌編集長。

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