ノジュール

<第10回>今年はどこへ? 2014年・桜旅

  • 文 竹内寛文
  • 2014年2月28日
弘前公園の花筏(写真 小松ひとみ)

写真:定期購読誌『ノジュール』3月号は発売中。写真は山形県白鷹町「置賜桜回廊」のひとつ、山の越桜定期購読誌『ノジュール』3月号は発売中。写真は山形県白鷹町「置賜桜回廊」のひとつ、山の越桜

写真:吉野山、上千本からの花景色吉野山、上千本からの花景色

写真:桜に覆われる龍野城跡桜に覆われる龍野城跡

写真:SL「ばんえつ物語号」で沿線のお花見を(写真 佐々倉実)
(写真協力 ウェストパブリッシング)
SL「ばんえつ物語号」で沿線のお花見を(写真 佐々倉実) (写真協力 ウェストパブリッシング)

 まもなく日本列島に桜の季節が到来。すでに沖縄では見ごろも終わりますが、桜前線の北上とともに、5月はじめごろまで花見が楽しめます。テーマを設けての桜旅にお出かけになってみてはいかがでしょう?

■東西の二大横綱「弘前」「吉野」

 『ノジュール』の読者アンケートを行うと、毎回トップを占めるのがこの二大名所。弘前公園の城址の桜は市民の手で守り継いできた、愛と努力の結晶。公園を埋める並木、水面を埋める「花筏(はないかだ)」、残雪の岩木山とのツーショット……。楽しみ方はいろいろですが、ぜひ本丸広場(入場料300円)でのお花見を。弘前も混雑はしますが、足の踏み場もない東京のような状況にはあらず。地元の方々に交じって、腰を据えてのお花見をぜひ。ただし、宿の手配はお早めに。

 一方の吉野。下千本から奥千本まで、長期間楽しめるヤマザクラを眺めたいもの。こちらは関西の都市圏から日帰り圏内とあって、少々テクニックが必要ですが、吉野に宿が取れなければ大阪からの日帰りを。天王寺あたりのホテルを拠点に、早朝の近鉄電車で吉野へ。上千本あたりを目指してまずは上り、全体を眺め渡してからゆっくり下ってくるのがおすすめ。万葉集をはじめ、多くの歌にも詠まれた吉野。予習をしておくと心に染みる花旅ができそうです。

■『軍師官兵衛』の桜の城へ

 大河ドラマの『軍師官兵衛』は、いよいよ歴史舞台の中心へ。そのゆかりの城跡の多くが、実は桜の名所でもあります。修復工事中の姫路城、雲海で知られるようになった竹田城のほか、一目三千本と称される龍野城跡、淡路島の洲本城など、兵庫県内各地に点在。秀吉が城主となった滋賀・長浜も桜の名所。近くには彦根城や余呉湖、さらに足を延ばせば海津大崎の湖畔の桜まで、湖国をめぐる花旅も楽しめます。

■お花見列車の旅

 お花見列車といっても、団体で貸切る宴会列車ではなく、ローカル線の「車窓の花見」を楽しんでみては? というご提案。昨春新しくなったSL「ばんえつ物語号」(新潟〜会津若松)は4月から運行が始まります。沿線には咲花(さきはな)という花見情緒を誘う駅があり、ここも桜の名所。終点の会津若松でにぎやかな鶴ヶ城の桜祭りに行くもよし、さらに足を延ばして郡山周辺には三春の滝桜をはじめ、堂々たる一本桜を訪ねるもよしです。

 あるいは、小さな駅で楽しむ花見も。世界遺産・富士山の麓を行くJR御殿場線の山北駅は、有名な“桜駅”。房総の小湊鉄道沿線には、桜のトンネルのようになる無人駅も点在しています。近畿では、関西本線の笠置(かさぎ)駅も見事。ホームでしばし桜に見とれてから、奈良公園などへ向かうのもいいでしょう。

■ノジュール:鉱物学の専門用語で硬くて丸い石球(団塊)のこと。「団塊の世代」の語源となったもので、球の中心にアンモナイトや三葉虫などの化石が入っていることがある。(下記PROFILE画像)

■定期購読専門誌『ノジュール』最新刊をもっと見る(http://www.nodule.jp/

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PROFILE

竹内寛文(たけうち・ひろふみ)

1999年JTB出版事業局(現・JTBパブリッシング)入社。旅行ガイドブック、月刊誌『旅』の編集を経て、2007年から定期購読専門誌『ノジュール』事業部で編集、物販などを担当。2013年より同誌編集長。

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