上海で日系ITベンダーの賀詞交歓会、日本では競合も中国では協業

  • 2017年2月17日
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【上海発】2月16日、「日系ITベンダー中国現地法人 2017年賀詞交歓会」が上海で開催された。中国に進出している日系ITベンダー間の交流を深めることを目的に、BCN上海やITベンダー各社の有志が企画し、2016年から実施しているイベント。第二回となる今年は、前回を上回る54社から79人が参加した。

 中国では、人件費高騰によって対日オフショア開発での利益捻出が難しくなっているほか、景気減速や日本の対中直接投資の減少などに伴って、現地の日系企業マーケットの環境も激化している。BCN上海支局の独自調査によると、16年度に売上高が2ケタ以上の成長を示した日系ITベンダーは40.0%(調査対象44社)にとどまり、15年度調査を6.1ポイント下回るなど、ITベンダーも減速傾向にある。また、IT人材の離職率が高く安定した人員確保が困難であるなど、日系ITベンダーは共通の課題を多く抱えている。

 こうした背景から、日本では競合関係にあるベンダー同士でも、中国では交流を深めて、補完関係を構築したいとのニーズは強い。その一方で、各社の交流は機会が限定されていた。今回の賀詞交歓会は中国で唯一、日系ITベンダーの関係者が一堂に会するイベントとなる。昨年は日本料理店で開催されたが、今回はより参加者が交流を深めやすいように、ホテルの立食形式で行われた。

 イベントでは、冒頭に日本国駐上海総領事館の平山大典 経済部領事が来賓スピーチを行ったあと、思誠思凱信息系統(上海)(SCSK上海)の飯田洋一郎総経理が乾杯の挨拶をした。飯田総経理は、「(参加者の日系ITベンダーは)日本では競合することも少なくない間柄だが、上海では協業させていただくことが多く、今後もこうした関係であり続けたい。厳しい中国のビジネス環境だが、一緒に生き抜いていきたい」と話した。中締めの挨拶は、世存信息技術(上海)(セゾン情報システムズ上海)の森川真次 副総経理が務めた。

 なお、BCN上海では、今後も定期的に日系ITベンダーの交流会を企画・開催していく方針だ。(上海支局 真鍋武)

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