歌舞伎俳優市川海老蔵(35)が、団十郎襲名に慎重な姿勢であることが11日、分かった。このほど、8月の自主公演「ABKAI」(3〜18日、東京・渋谷シアターコクーン)の記者懇親会で「13代目(市川団十郎)にならなくてもいい」などと明かした。
今年2月に父12代目市川団十郎さんが亡くなり、市川宗家を引き継いだ。そのため、団十郎襲名の時期が注目されているが、海老蔵は「13代目になろうと思っていないから」と話した上で「本当はもっと早く話もあるんですよ」と、すでに具体的な襲名話があったこともほのめかした。さらに「名前を変えたら、客が入る、盛り上がるというのもね。ならなくてもいい」と言い、2代目、4代目の団十郎を例に「団十郎から海老蔵に戻って、長生きした人もいる」と話した。
襲名への期待感を封じ、海老蔵として集中したい気持ちが慎重発言につながったようだが、初の自主公演「ABKAI」ではフル回転する。宮本亜門演出、宮沢章夫作の新作歌舞伎「『疾風如白狗怒涛之花咲翁物語。』〜はなさかじいさん」で白い犬と性悪じいさんの2役を演じる。「台本は面白いし、僕でなくてもやれる作品を残したい。日本昔話をシリーズ化し、『桃太郎』の時は鬼をやりたいです」。
歌舞伎十八番「蛇柳」も復活するが、今後も演じられることのない十八番ものに挑んでいくという。「『ちょっと待てよ』と言う人が亡くなり、加速しているかな。まとめて(父の)追善でやりたい。ただ、(十八番を)全部やっちゃうと、息子(勧玄くん)がつまんないから残しておく」。市川宗家の次期後継者への配慮も忘れなかった。
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