松本人志の新作がトロント映画祭に出品

  • 2013年7月30日

 ダウンタウン松本人志監督(49)の新作映画「R100」(10月5日公開)がカナダ・トロント映画祭(9月5日開幕)に正式出品されることが29日、分かった。メーン部門への出品で最高賞「観客賞」を競う。同部門出品は、これで3作目。松本作品はこれまでも欧州や北米で高い評価を受けてきた。新作の詳しい内容はまだ明かされていないが、日本公開に先駆け、海外映画祭でベールを脱ぐ形となった。

 「R100」が出品されるのは、北米最大の映画祭とされるトロント映画祭のメーン部門の1つ「ミッドナイト・マッドネス部門」。最高賞「観客賞」が設けられており、主に独特の世界観を持つ作品が上映される。映画関係者からは「エッジの効いた才能の聖地」と呼ばれる注目部門だ。

 松本監督作品の同部門出品は、07年公開の監督デビュー作「大日本人」と、09年公開の2作目「しんぼる」に続く3本目。過去2作は、いずれも1200人以上の熱狂的観客が押し掛けて話題となった。同部門3本目の出品は異例だが、人気がある松本作品の新作とあって、映画祭側からの熱烈なオファーで実現した。

 監督・脚本を手掛けた「R100」の内容は今もベールに包まれている。大森南朋演じる家具店勤務の主人公が「謎のクラブ」に入会してしまい、さまざまな個性的美女から味わったことのない世界に誘われ、予測不能な事態が次々起きる姿を描く。関係者いわく「未体験リアル・ファンタジー・エンターテインメント」。大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、渡辺直美ら豪華女優陣が、女王様を連想させるセクシーな過激ボンデージ姿で登場することも話題。大地は「過去最大露出」と明かしている。渡部篤郎も出演。松本監督は今月22日にツイッターで「昨夜元気に産声をあげました。名前はR100です」とつぶやき、同21日に完成したことを明かしている。

 トロント映画祭の「観客賞」は、最近の受賞作がいずれも米アカデミー賞にノミネートされており「アカデミー賞レースはここから始まる」という映画関係者もいる。大森は「松本監督のぶっちぎりの世界観の中に居させていただいたことが、とても幸せであり楽しかったです」と言い、同映画祭については「深夜の上映になるとお聞きしておりますが、この作品は眠気が襲ってくることは決してありません」と力強くコメントした。

 ◆トロント映画祭 76年から毎年9月に開催される北米最大の映画祭。「ミッドナイト・マッドネス」のほか「ガラプレゼンテーション」「ドキュメンタリー」の主要3部門がある。今年は現地時間9月5日〜同15日まで。昨年は来場者数約40万人。最高賞「観客賞」は03年に北野武監督「座頭市」が受賞。関係者によると「R100」は現地で北米、欧州、アジアの配給会社と交渉を行う予定という。

日刊スポーツ

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