荻原博子の闘う家計術

認知症患者の行方不明対策にGPSも

  • 文 荻原博子
  • 2014年11月27日

 認知症などが原因で「徘徊(はいかい)」する高齢者の早期発見に、自治体が力を入れ始めています。

 福島県では、災害時の情報等をメールで知らせる「防災メール・まもるくん」に、平成26年度から「徘徊・行方不明者情報」を付け加え、発信ができるようにしました。

 千葉県市川市でも、市内で認知症の高齢者が行方不明になった時に、「防犯情報」登録者の携帯電話やパソコンに行方不明者の情報を流し、気にかけてもらって早期発見につなげています。

 こうした自治体は今、かなり増えています。

 位置確認については、携帯電話にもGPS機能がついていますが、もっと高性能な機能を持ったグッズも開発されています。

 たとえば、レンタルショップのICHIDOCO(http://ichidoco.com/)では、24時間リアルタイムで居場所が確認できるGPS発信機をレンタルしています。レンタル料は、30日の使用なら1万7400円。90日以上の長期レンタルだと、月9800円(ともに、キャンペーン料金)となっています。

 余談ですが、マグネット式で車両に取り付けられるタイプもあり、こうしたものは浮気調査などに使われているようです。

 来年4月からは、特別養護老人ホームの入居条件が厳しくなり、要介護1と要介護2の人は、よほどの事情がない限りは、新規では受け入れてもらえなくなります。要介護1、要介護2の方の中には、外に出歩ける認知症患者なども多く、家族の心配のタネになる可能性もあります。それだけに、地域での見守りや様々なグッズでの助けがますます必要になってくるでしょう。

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PROFILE

荻原博子(おぎわら・ひろこ)

1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学研パブリッシング)「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。


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