矢島里佳の暮し手への案内

クリスマスや誕生日をより日本らしい文化に

  • 文 矢島里佳
  • 2015年6月26日

ろうそくを囲んで家族みんなで誕生日をお祝い

写真:クリスマスツリーの飾りつけもいい思い出です クリスマスツリーの飾りつけもいい思い出です

写真:米ぬかの 誕生祝い和ろうそく。6本入りのひみつは、次回詳しくお話しします 米ぬかの 誕生祝い和ろうそく。6本入りのひみつは、次回詳しくお話しします 商品詳細はこちら

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 読者のみなさまは、昨年のハロウィーンをどう過ごされましたか。小さいお子さんがいらっしゃる方は一緒に仮装した方も多いのではないでしょうか。ハロウィーンやクリスマスなどの行事を迎える度に、「海外のものでも良いものは取り入れよう」という先人の度量の広さ、おおらかさを感じます。

 ハロウィーンは、日本でいうお盆に近いものです。死者がよみがえる日に、子どもたちが仮装して「Trick or treat! お菓子をくれないといたずらするぞ」と家々を回ります。クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う日。サンタクロースが、1年間良い子にしていた子どもたちにプレゼントを持ってきます。

 私自身、中学校ではハロウィーンの日に先生も生徒も仮装して過ごしたり、お菓子をもらったりしていました。サンタクロースだって、煙突はなくとも毎年来ていました。子どもの頃から当たり前にあった行事ですが、外国人の友人によると、日本のハロウィーンやクリスマスは独自の発展を遂げているそうです。「ハロウィーンで、子どもだけでなく大人まで仮装してパレードに参加するなんてすごい。特に仮装のレベルが高すぎる」「クリスマスは家族で過ごすものだけど、日本では恋人たちの一大イベントになっているよね」などと言います。日本人のすごいところは、オリジナルを輸入して、日本流の新たな形を生み出すところにあると思います。そうして消費を巻き起こし、経済効果をもたらしてきました。

 私は、日本に根付いた行事になりつつあるのならば、日本の伝統と「和(あ)え」ていこうと考えました。消費のためのローカライズから、より私たちの暮らしになじんだ、心豊かな生活を築く文化にしていきたい。そこで今、クリスマスに向けて、日本の職人がつくるクリスマスオーナメントを作り始めています。日本の伝統をクリスマスツリーに飾って、日本らしい行事にしたい。詳しいご案内ができるまで、楽しみにお待ちください。

 みなさまのご家庭でも、お誕生日にろうそくをケーキに立ててお祝いしますよね。実はこれも、古代ギリシャ時代に、神様への捧げ物としてケーキにろうそくをともしていたのがドイツで一般化し、日本に伝わってきたものだそうです。aeruオリジナルの「滋賀県から 米ぬかの 誕生祝い和ろうそく」は、日本の子どもたちのお誕生日に、日本の伝統をそっと寄り添わせていきたい、そんな想(おも)いから誕生しました。「1歳のお誕生日は、日本の和ろうそくでお祝いしよう!」。次回は、この誕生祝い和ろうそくができるまでの物語をご紹介します。

■滋賀県から 米ぬかの 誕生祝い和ろうそく
価格:3780円(税込)
サイズ:15ミリ×17ミリ×38ミリ(ろうそく)、115ミリ×36ミリ×55ミリ(桐箱)
素材:米ぬか、い草(ろうそく)
生産地:滋賀県
商品詳細はこちら

    ◇

 22歳で「0から6歳の伝統ブランドaeru」を立ち上げた株式会社和(あ)える代表の矢島里佳さんが、全国の職人とともにつくった製品の物語をご紹介します。モノを消費する生活から、モノとともに心豊かな生活を築く「暮し手」へ、皆さまをご案内します。

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PROFILE

矢島里佳(やじま・りか)

株式会社和(あ)える代表取締役。1988年東京都生まれ。2011年慶応義塾大学法学部政治学科卒業、13年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、大学4年生の時に「和える」(http://a-eru.co.jp)を設立。子どもたちのための日用品を全国各地の職人とともにつくる「0歳から6歳の伝統ブランドaeru」を12年3月に立ち上げる。『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)を14年7月に刊行。

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