矢島里佳の暮し手への案内

「和える」が生まれ、大きくなる今

  • 文 矢島里佳
  • 2015年10月2日

2014年7月にオープンした直営店『aeru meguro』。目黒駅から徒歩3分のところにあります

写真:階段箪笥(たんす)からヒントを得た可動式の棚に商品を並べています 階段箪笥(たんす)からヒントを得た可動式の棚に商品を並べています

写真:一年間一緒に『aeru meguro』をつくってきたホストマザーの森さん 一年間一緒に『aeru meguro』をつくってきたホストマザーの森さん

写真:11月には京都直営店『aeru gojo』がオープンする予定です 11月には京都直営店『aeru gojo』がオープンする予定です

写真:      aeruの新商品「五十崎和紙の紙風船」の商品詳細はこちら

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 私は「起業家」と称されることが多いのですが、元々起業をしたかったわけではありません。大学時代、自分の生まれた国「日本」のことや、伝統産業について伝えるジャーナリストになりたいと思ったのですが、マスコミではそれだけをすることはできない。そこで「子どもに日本の物を贈る文化を生み出すことで、日本の伝統を次世代に『伝える』ことができるのでは」と考えた私は、子ども向けの伝統産業品をつくる会社に就職しようと思いました。

 ところが、そのような会社は見つかりませんでした。ならば作るしかない。ビジネスコンテストに挑戦し、そこで得た優秀賞の賞金で、大学4年生の時に起業しました。今でも私は、自分は「実践的ジャーナリストだ」と思って、伝えることを大切にしています。

 最近、何よりもうれしいのは、「『和(あ)える』のような会社を探したら、『和える』があったから就職しました」という社員の声です。ないから作った。でも今はある。共に想(おも)いを実現できる仲間が集まり始め、一人では作れなかったつながりが生まれてきているような気がします。

 そして今、「和える」を一緒に育てていく新たな仲間を募集しています。

1.素直で正直な人
2.思いやりのある人
3.考えるのが好きな人
4.ねばり強い人
5.好奇心旺盛な人

 こんな人は、和えるのお兄さん、お姉さんにぴったりです。WEBエントリーでは、お客さまとのやりとりを実践していただくコーナーもあります。その一部をご紹介します。

 29歳の女性が旦那さんと一緒にお店にやってきて、次のようにおっしゃいました。

 「こんにちは。私の兄に2人目の子どもが生まれて。オンラインショップで見て『こぼしにくい器』がいいなぁと思って、実物を見に来ました! 上の子は4歳の女の子なんですけど、ずっと弟が欲しい~!と言っていたので、弟が生まれて、もうべったりみたいです。うちの子ももうすぐ2歳なので、一緒に遊んでもらうのが楽しみです」

 皆さんなら、「和える」のどの商品をどうご提案しますか。

「和える」で働く方には、ただものを売るのではなく、お客さまのことをお客さま以上に理解し、半歩先まで考えて商品との暮らしを提案してもらいたいなと思っています。

 応募してくださる方のお答えを、とても楽しみにしています(募集要項はこちら)。

    ◇

 22歳で「0から6歳の伝統ブランドaeru」を立ち上げた株式会社和(あ)える代表の矢島里佳さんが、全国の職人とともにつくった製品の物語をご紹介します。モノを消費する生活から、モノとともに心豊かな生活を築く「暮し手」へ、皆さまをご案内します。

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PROFILE

矢島里佳(やじま・りか)

株式会社和(あ)える代表取締役。1988年東京都生まれ。2011年慶応義塾大学法学部政治学科卒業、13年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、大学4年生の時に「和える」(http://a-eru.co.jp)を設立。子どもたちのための日用品を全国各地の職人とともにつくる「0歳から6歳の伝統ブランドaeru」を12年3月に立ち上げる。『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)を14年7月に刊行。

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