矢島里佳の暮し手への案内

築100年以上の京都の町屋を生かして2号店に

  • 文 矢島里佳
  • 2015年10月16日

写真:11月7日にオープンの京都直営店「aeru gojo」
11月7日にオープンの京都直営店「aeru gojo」

写真:基礎工事も着々と進んでいます 基礎工事も着々と進んでいます

写真:板間をはがしたら、茶道で使う炉が見つかりました
板間をはがしたら、茶道で使う炉が見つかりました

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 最近、東京と京都を行き来する日々が続いています。というのも、aeruの2店舗目となる、京都直営店「aeru gojo」のオープン日が近づいているのです。2015年11月7日、「イイナ」の日にオープン! 工事が進み、少しずつお店の雰囲気が見え始めてきました。

 1店舗目の東京直営店「aeru meguro」のテーマは「和えるくんのお家」でした。お友達のおうちに遊びに行くような感覚でお越しいただければという思いで、店内はリビングルームをイメージしてつくりました。

 「aeru gojo」は「和えるくんのおじいちゃん、おばあちゃんのお家」です。築100年以上経つ町家のフロント部分をお借りしたのですが、とても大切に住まわれていたので、良い状態で残っていました。その魅力を生かしたいので、新しくするのではなく、後から付けられた手すりを取ったり、カーペットを外して畳にしたり、あえて昔の状態に戻す工事をしています。

 その一つが、床板をはがしたら出てきた、茶道で使う炉。大家さんが生まれるよりもだいぶ前に、お茶室として使われていたようです。ぜひこの炉を復活させたくて、店舗スペースの畳を炉切りし、お茶会ができるようにしました。炉は冬のものなので、春、夏は炉切りしていない畳に張り替えます。毎年11月と3月には畳の職人さんをお呼びし、みなさんにも一緒に張り替えをご覧いただこうと考え中です。「aeru gojo」ならではのイベントをいろいろと考えていきたいと思います。

 この町家の大家さんとは、京都の方のご紹介で出会いました。受け継いできた伝統をつなぎたいという思いをお持ちの、とてもすてきな方です。ご近所へのあいさつ回りに一緒に来てくださったり、京都のしきたりを教えてくださったりと、多方面で協力してくださいます。店舗で使う家具も、大家さんのお家に代々受け継がれてきたものをお借りすることになりました。

 夏が特に暑い京都の町家は、自然と涼しくなるように設計されています。先人の智慧(ちえ)がたくさん詰まった町屋。「aeru gojo」がいきいきと活気づくことで、先人の智慧が引きつがれていくことにつながればうれしいです。

 みなさん、京都へおこしの際はぜひ「aeru gojo」へ遊びに来てくださいね!

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 22歳で「0から6歳の伝統ブランドaeru」を立ち上げた株式会社和(あ)える代表の矢島里佳さんが、全国の職人とともにつくった製品の物語をご紹介します。モノを消費する生活から、モノとともに心豊かな生活を築く「暮し手」へ、皆さまをご案内します。

PROFILE

矢島里佳(やじま・りか)

株式会社和(あ)える代表取締役。1988年東京都生まれ。2011年慶応義塾大学法学部政治学科卒業、13年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、大学4年生の時に「和える」(http://a-eru.co.jp)を設立。子どもたちのための日用品を全国各地の職人とともにつくる「0歳から6歳の伝統ブランドaeru」を12年3月に立ち上げる。『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)を14年7月に刊行。

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