矢島里佳の暮し手への案内

すやすや眠る赤ちゃんをそっと包む「首くり」布団

  • 文 矢島里佳
  • 2016年2月26日

職人が、木綿わたを一枚一枚手作業でふっくらと詰めています

写真:冷気が入りこみやすい肩口をしっかり覆って暖かい、首くり布団。赤ちゃんもすやすや眠っています 冷気が入りこみやすい肩口をしっかり覆って暖かい、首くり布団。赤ちゃんもすやすや眠っています 「京都府から 木綿わたの 首くり手詰め布団セット」の商品詳細はこちら

写真:寝汗をしっかり吸って、赤ちゃんをやさしく包む、綿100%です 寝汗をしっかり吸って、赤ちゃんをやさしく包む、綿100%です 「京都府から 木綿わたの 首くり手詰め布団セット」の商品詳細はこちら

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 調べてみると、掛け布団も敷き布団も、すべて綿でできている赤ちゃん、子ども向けのお布団はとても少ないことがわかりました。ですが綿は保温性と吸湿性がよく、汗っかきの赤ちゃんや子どもたちにはぴったり。aeruの布団には綿だけを使うことにしました。

 次にこだわったのは、掛け布団のデザインと形でした。最初は、普通に長方形を考えていたのですが、商品開発を進めていく上で、工房の社長さんがふと「首くりはどうかな?」と、提案してくださいました。

 「首くり……?」

 聞き慣れない言葉に、思わず聞き返してしまいました。

 「あれ、知らない?」

 「はい。何ですか?」

 「そうか、京都ならではの言い方なのかもね。赤ちゃんが寒くないように、掛け布団がU字型になっているんだよ」

 えー!とびっくり。今まで考えたこともなかったのですが、確かに暖かそう。

 昔は、暖を取るのが今よりも難しく、冬はとにかく寒かったそうです。赤ちゃんが少しでも暖かく眠れるようにという想(おも)いから生まれた先人の智慧(ちえ)、首くりの掛け布団。その智慧から学び、想いを次世代にも伝えるために、首くりをデザインに取り入れ、aeruの掛け布団が完成しました。

 「首くり布団セット」は、いろんなこだわりや想いがぎゅっと詰まった、暖かいお布団です。1日でも長く、子どもたちの眠りを見守り続けられますように。

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 「京都府から 手詰め木綿わたの 首くり布団セット」の詳しい説明はこちら

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 22歳で「0から6歳の伝統ブランドaeru」を立ち上げた株式会社和(あ)える代表の矢島里佳さんが、全国の職人とともにつくった製品の物語をご紹介します。モノを消費する生活から、モノとともに心豊かな生活を築く「暮し手」へ、皆さまをご案内します。

PROFILE

矢島里佳(やじま・りか)

株式会社和(あ)える代表取締役。1988年東京都生まれ。2011年慶応義塾大学法学部政治学科卒業、13年同大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。「21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい」という想いから、大学4年生の時に「和える」(http://a-eru.co.jp)を設立。子どもたちのための日用品を全国各地の職人とともにつくる「0歳から6歳の伝統ブランドaeru」を12年3月に立ち上げる。『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)を14年7月に刊行。

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