パパって楽しい

完璧なお父さんじゃなくても、子は育つ 金子貴俊さん

  • 2016年4月8日

結婚して8年。長男に手がかからなくなってきたおかげで、夫婦2人で過ごす時間もまた増えてきた。「家族のきずなは年々深まってます」

写真:俳優の金子貴俊さん 俳優の金子貴俊さん

写真:家族をテーマにした舞台「花嫁」(4月14日~23日、東京・三越劇場)に出演。問い合わせは劇場(0120・03・9354、午前10時半~午後6時半)へ 家族をテーマにした舞台「花嫁」(4月14日~23日、東京・三越劇場)に出演。問い合わせは劇場(0120・03・9354、午前10時半~午後6時半)へ

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 この春から小学2年生になる男の子と、幼稚園に入園する女の子の父親である金子貴俊さんは、今、子どもたちの成長を見守るのが何よりも楽しい。

 「日に日にできることが増えていくんですよね、子どもって。長男は漢字を書くのが好きで、今はとにかく何でもいいから書きたいみたいなんです。この間回転ずしに行った時も、『サーモン 2皿』『マグロ 1皿』って書くような、おすしを注文する紙に一生懸命書き込んでいるからのぞいてみたら、『金子貴俊 38皿』『金子美保 35皿』って書いていて。僕38歳なので、皿の前の数字は年齢なんでしょうけど、それはちょっと笑っちゃいました」

 長男は好奇心旺盛で、漢字の練習以外にも、そろばんに将棋にサッカーにと、いろいろなことにチャレンジしている。

 「習いごとを始めるのも辞めるのも自分で決めさせて、決断に責任を持たせるようにしています。水泳教室を辞める時も、ちゃんと理由を聞きました。そしたら、『もっとサッカーをがんばりたいから』という別の目標があったからだったんです。僕自身、何でも自分で選択してきたので、息子にもそうなってほしい。自尊心を養うように心がけています」

 「完璧(かんぺき)なお父さんじゃなくていい」。子どもにもありのままの姿で接するのが、金子さんのスタイルだ。

 「近頃、息子が僕に注意をしてくるんです。電気の消し忘れとか、iPadを見てる時の姿勢だとか。自分がママに注意されたことを全部僕に試すんです。『パパはいいんだ!』って答えると、『えー、ずるい~』。確かに、矛盾してますよね。でも、そういう矛盾した事態に直面した時にも、どう受け止めて処理するか。それができた方がコミュニケーション能力が高くなるような気がしてます」

 一方、長女には少し対応が違うようで……。

 「長男はサッカーや木登りなど体を使った遊びが多かったけど、女の子は、ままごとやお人形さん遊びが多い。やっぱり男の子とは違いますね。先日、娘と2人でサンリオピューロランドに行ったんですが、パレードに感動してる姿を見て、僕の方が感動しちゃって……。そのテンションで、お願いされてもないのにカチューシャ買っちゃいました。『このかわいさ、まだまだ伸びしろがあるんじゃないか!?』って。娘には少し甘いです」

 育児へのかかわり方は、十人十色。「いろんなお父さん像があっていい」と話す。

 「ぼくはたまたま『子どもにいろいろ挑戦させてあげたい』という価値観をもっていますが、お父さん像に正解なんてないですからね。自分なりのお子さんとのかかわり方でいいと思うんです。だからこそ、個性豊かな子どもが育つんでしょうし、働く背中を見せるのも育児ですよね。僕、子育ては農家さんがおいしい野菜を育てることに似てるなって感じてます。農家の方は、朝から晩まで愛情深く目をかけて、野菜の世話を焼くでしょ? 肥料もあげすぎちゃダメだし、時にはあえて水を制限することも必要。手がかかるからこそ、育て上げた時の喜びもひとしおなんだろうなぁ」

金子貴俊(かねこ・たかとし) 俳優。1978年1月17日生まれ。レギュラーで出演しているテレビ番組は「ビットワールド」(NHK教育)、「千客万来!森クミ食堂」(BS日テレ)など。

家族と過ごす様子はブログ「タカパパラッチ」にもアップされている。

(聞き手:渡部麻衣子)

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