パパって楽しい

長男の誕生日プレゼントにキャバクラ誘い断られる 河相我聞さん

  • 2016年7月29日

子どもが小さかった頃に自宅の庭でスイカ割りをした時の様子。家にいる時は、子どものことが最優先。「料理とかしてると子どもの話を片手間に流しがちだけど、それは会話じゃない。だから、僕は何をしてても話しかけられたら作業を中断するようにしています」

写真:河相我聞さん41歳、22歳の長男と14歳の次男のパパ。前妻とは「電話はしょっちゅう」と関係も良好だという 河相我聞さん41歳、22歳の長男と14歳の次男のパパ。前妻とは「電話はしょっちゅう」と関係も良好だという

[PR]

 河相我聞さん41歳、沙羅(さら)さん22歳、唯円(ゆいえん)くん14歳。全員男で、全員俳優。そして、全員1人で過ごす時間が何よりも好き。一つ屋根の下、マイペースに暮らしている。

 「先日、長男の誕生日だったんです。なのに、友達と遊ぶでもなく家にいたからキャバクラに誘ってみたんですよ。モノより経験というか、初めてのキャバクラは僕にしかできないプレゼントだろうと思って。『誕生日は家で好きに過ごしたいんだよね』って断られましたけど。人って、初めて経験することには思いもよらぬ反応をするじゃないですか。自分がどういう人間か知るためにも、若いうちはいろんな体験をしてほしいんですよね」

 息子との関係性は、親子というより人生の「先輩後輩」といった感じだ。

 「親なら普通、『時間を守れ、うそはつくな、人と仲良くしろ』って言うんでしょうけど、そもそも僕が遅刻をすることも約束を破ることもあるし、離婚までしている。うちは子どもの方がちゃんとしているんですよ。だから、父さんのことは反面教師のように見てもらえればなと」

 2人の息子の母親である女性とは離婚しているが、その関係は良好。「電話やメールはしょっちゅう。4人でも年に一、二度会いますし、子どもたちだけで母親に会うこともあります。世間から見ればいびつに見えるかもしれませんが、紆余(うよ)曲折あってこの形にたどり着いた現状は僕にとってベストな形なんです」

 自由な4人は年に一、二度の会食でも自由気ままで、「せっかく会っても蕎麦(そば)食いたい、スシがいい、おれはラーメンってバラバラ。じゃあ全部あるファミレスにするかって言ってもファミレスはイヤとか。結局それぞれが食べたいものを食べてからもう一回集合したこともあります」

 そんな河相家、最近一番の事案は次男の「高校には進学しません」問題だった。

 「母親も交えて結構話し合いました。次男は役者をやっていますが、いつかは海外のゲーム会社で働きたいみたい。中学を卒業したら家を出るとも言っています。役者の仕事で得た収入はほとんど貯金しているから金銭面の心配はしてないんだけど、別の心配はしています」

 なぜなら、ちらりと目に入ったパソコンの検索ワードが「バイト 高収入 楽」だったからだ。

 「ブラック企業まっしぐらですよね! でも、ただ痛い目に遭って帰ってくるんじゃなくて、それも一つの経験としてたくましく対処してくれたらいいんですが」

 「親子の仲は良いと思ってます」という河相さん。父子は毎晩“川の字”で寝ているという。

 「生活は最低限どれくらいのものがあれば事足りるのか試そうって話になって。部屋は余ってるのに、あえてワンルームみたいなシンプルな暮らしを実践しています。何かしようと思い立った時に身軽な方が僕の仕事にはいいような気がして。あとは、『一緒に寝たくないから出てく』って言って欲しいという期待もあります」

 そうは言っても、本当に出ていかれたら寂しいのでは……。

 「会いたくなったら僕が行くから、全然! 親離れしつつある息子をもう一度小さい頃に戻したいとも思わないですし。そもそも、昔の写真を見返して『あの頃はかわいかったな~』ってやるのが好きじゃないんです。まるで今はかわいくないみたいじゃないですか。いつだって、今の息子たちが一番かわいい。あの時は良かったじゃなくて、常に今が一番と思えるような人生がいいですよね。……ただ、2人が大きくなったからもう1人くらい子どもがいてもいいなとは思っています。これ、元嫁に言ったら『ふざけんな』って却下されちゃいましたけど」

(聞き手・渡部麻衣子)

◆河相我聞(かあい・がもん) 俳優。1975年5月24日生まれ。ブログ「お父さんの日記」では、お父さんの日々の所感がつづられている。

&Mの最新情報をチェック


&Mの最新情報をチェック

Shopping