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都内も通勤圏! 菜園付き200坪の土地に住む暮らし

  • 春風台 緑住、緑住農街区
  • 2016年9月15日

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写真:緑住農街区の一例。約200坪の区画のうち約100坪が住宅地に充てられる。手前が約60坪の景観緑地 緑住農街区の一例。約200坪の区画のうち約100坪が住宅地に充てられる。手前が約60坪の景観緑地

写真:緑住農街区の一部は電線が地中化されているため、道路の両サイドにある景観緑地とあいまって空が広く感じる。景観緑地は駐車場など他用途に使えないというルールがある 緑住農街区の一部は電線が地中化されているため、道路の両サイドにある景観緑地とあいまって空が広く感じる。景観緑地は駐車場など他用途に使えないというルールがある

写真:家の裏側に位置する菜園の奥行きは7メートル。取材当日は8月末。菜園にはトマトやナス、ピーマンなどの野菜が実っていた 家の裏側に位置する菜園の奥行きは7メートル。取材当日は8月末。菜園にはトマトやナス、ピーマンなどの野菜が実っていた

写真:「春風台」からは東の霊峰、筑波山の姿もくっきり見える 「春風台」からは東の霊峰、筑波山の姿もくっきり見える

写真:最寄り駅となるつくばエキスプレス「つくば」駅周辺には、専門店、レストランが入る「つくばクレオスクエア」など、ショッピングセンターも充実している 最寄り駅となるつくばエキスプレス「つくば」駅周辺には、専門店、レストランが入る「つくばクレオスクエア」など、ショッピングセンターも充実している

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 「平均区画約200坪。菜園付き区画」というコピーが目を引く住宅地がある。場所は国内最大の研究開発拠点である筑波研究学園都市を擁する茨城県つくば市。「春風台(はるかぜだい)」と呼ばれる地区の一部に作られた、緑・住・農一体型住宅をコンセプトとする緑住農街区だ。早速、つくばエキスプレス「つくば」駅から約4.2kmの場所にある現地へ行ってきた。

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 東京・秋葉原からつくばエキスプレスの快速に乗って約45分。ターミナル駅となる「つくば」駅周辺は、デパートやショッピングセンターがありにぎやかだ。そこからクルマで約17分。途中、スーパーやファミレス、コンビニを多く見かけた。

 近年パワースポットとしても人気の高い東の霊峰(れいほう)、筑波山がくっきりと見える「春風台」の一角に、我々が目指す緑住農街区はあった。特に看板が出ているわけではないが、そこが件の住宅地であることは一目でわかる。そこだけ道路に沿って広い緑地が設けられているからだ。

田舎暮らしを求めて都内から来る人も

 現地で我々を案内してくれた「桜中部まちづくり協議会」の酒井泉(いずみ)会長と酒井達(さとし)さんによると、「春風台」の緑住・緑住農街区は全109区画あり、そのうち88区画は売約済み(2016年6月現在)とのこと。その多くはつくば市の研究機関や筑波大学など元々つくば市に縁のある人たちだが、田舎暮らしを求めて都内から引っ越してきた人も2割以上いるという。世代は60代のセミリタイア組と30~40代の子育て組が半々くらい。毎日東京へ通勤している住人もいるそうだ。

 緑住農街区の区画は、道路沿いに奥行き12メートル(約60坪)の景観緑地があり、その奥に奥行き18メートル(約100坪)の住宅用地、そしてさらに奥行き7メートル(約40坪)の農地(果樹・菜園)という構成だ。「幅12メートルもある道路沿いの緑地帯が続く住宅街は北海道から沖縄まで調べましたが、日本ではこの春風台だけでしょう」と酒井達さんは言う。同街区は一部の電柱が地中化されているため、どことなくアメリカの郊外型住宅地のような風情がある。

 敷地が広く隣家との間隔をたっぷりとれるため、消防法など家を建てる際の規制から比較的自由であることも特徴の一つ。そのためこの街区には、モダンなデザインの家から、釘を一本も使わない木組みの伝統工法の家まで、個性的な家が立ち並ぶ。菜園にはナスやトマト、ピーマンなど数種類の野菜が元気に育っている。現在、緑住農街区ではおよそ80世帯が暮らしているが、ほとんどが菜園で野菜や植物を育てているそうだ。

景観や環境の質にこだわる

 「春風台」を含む一帯は、もともと平地林と畑だった。そこに常磐新線(現つくばエキスプレス)の宅地造成計画が持ち上がったのが1985年のこと。つくば市だけで2000ヘクタールという広大な土地を造成し20万人分の宅地を造る、というものだった。バブル経済のピーク時に作られた質よりも量の供給を目的とした計画に疑問を持った地権者たちが「桜中部地区まちづくり協議会」を結成し、量よりも景観や環境の質にこだわった約200坪の緑住農街区を造ろうというアイデアが生まれたのだそうだ。

 全109区画からなる「春風台」の緑住農街区の販売が始まってから今年で4年目。現時点で88区画が売れたが、酒井達さんは「宣伝できていれば、もっと早く売れていたはず。時期の計画もスムーズに進んでいた」と言う。ちなみに同街区の坪単価はおよそ14万円。また分譲だけでなく、通常の借地より借り主の権利が強い「地上権」による定期借地権の区画も選ぶことができる。筑波山の眺望、都心までのアクセス、200坪の広い土地、そして他に例を見ないほど広い景観緑地が生む海外風な街並。自然と利便が共存する“力みすぎない”田舎暮らしの地として、「春風台」の認知が高まるのも時間の問題だろう。

(文・中野剛 写真・田中さとし 構成・タラコデザイン 取材日:2016年8月26日)

【物件概要】春風台 緑住、緑住農街区
茨城県つくば市春風台(研究学園都市計画事業中根・金田台土地区画整理事業区域内)A街区。つくばエキスプレス「つくば」駅より直線距離で約3.3km。常磐自動車道「桜土浦」ICより約6.6km、「つくば中央」ICより約6.6km。用途地域は第一種低層住居専用地域にあたる。上下水道は公営水道・公共下水。電気は東京電力、ガスは都市ガス。街区内の道路の幅員は6メートル。土地の売り主は地権者(または委託業者)となる。桜中部まちづくり協議会が主催する現地見学会や自然体験なども行われている、詳細は同協議会のホームページ(http://harukazedai.com/)

PROFILE

中野剛(なかの・つよし)

1970年生まれ。編集者兼ライター兼「株式会社からす川出版」の代表取締役社長。日本大学芸術学部写真学科を卒業後、様々な職を経てイタリアへ留学。足かけ7年間彼の地で暮らし2002年に帰国。一箇所に長くて5年、1年間で最高6回転居した異邦人気質を発揮し、現在は縁もゆかりもない群馬県高崎市に拠点を置く。

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