安藤俊介のアンガーマネジメント

上司ができれば付き合いたくないタイプだったら

  • 文 安藤俊介
  • 2016年11月28日

写真:     

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 人は誰でも嫌いな人、苦手な人、付き合いたくない人がいるものです。全然関係ない人であれば、単純に付き合わなければいいのですが、これが毎日会わなければいけない上司であればそうもいきません。今回は上司ができれば付き合いたくないタイプだった場合、アンガーマネジメント的にはどう考えるのか、どう行動するのかを考えてみましょう。

■パターンを見抜く

 その上司が怒りっぽい人だったら、怒る時には必ずパターンがあります。観察してそのパターンを見つけてみましょう。例えば、書類の不備について怒るパターンが多いでしょうか、それとも気がきかないと言って怒ることが多いでしょうか。いずれにしても何らかのパターンがあります。まずはそのパターンを見つけましょう。パターンが見つかれば、予防したり、避けたりすることができるようになります。

■うまくいっている人をまねる

 あなたがその上司となかなかうまくいかないとして、あなたよりも上手にその上司と付き合っている人はいないでしょうか。その人の付き合い方を観察して、できることをまねてみましょう。話しかけ方やふるまい、報告の仕方、話をする内容等々。もしかしたらその人は、あなたが知らないコツを知っているのかもしれません。ざっくばらんにそのコツを聞いてみるのもよいでしょう。

■いつもよりうまくいった日を再現する

 いつもうまくいかないと思いながらも、比較的うまくいっている日があるのではないでしょうか。いつもをマイナス10点とすると、マイナス8点の日があるはずです。その2点の差は何でしょう。例えば、朝にその日の予定を報告したからでしょうか。あるいはひいきの野球チームの話をした日でしょうか。いつもよりうまくいった日を見つけ、その日を再現するためにできることを考え行動してみましょう。

■変えられることだけに集中する

 上司に変わって欲しいと思うのは気持ちはわかりますが、毎日「あー、変わらないかな。明日から穏やかにならないかな」と思ってみたところで、どうにもなりません。そう思うだけで疲れてしまいます。アンガーマネジメントでは変えられることについては積極的に関わりコントロールしようと努力します。一方で、変えられないことについては、変えられないことを受け入れ、現実的な選択肢を探します。

 できること、できないことの線引きができるようになるだけでも、今までより気持ちの整理はつき、イライラや徒労感をぐっと減らすことができるでしょう。

PROFILE

安藤俊介

安藤俊介(あんどう・しゅんすけ)

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニング「アンガーマネジメント」の日本の第一人者。怒りの感情のプロフェッショナルとして、教育現場から企業まで幅広く講演、企業研修、セミナーなどを行い、社会にある怒りの課題解決に取り組む。著書に「怒りに負ける人、怒りを生かす人」(朝日新聞出版)、「『怒り』のマネジメント術」(同)、「アンガーマネジメント入門」(同)など。日本アンガーマネジメント協会公式HP:https://www.angermanagement.co.jp

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