中村江里子 パリからあなたへ

フランスでは予防接種のワクチンを薬局で自ら購入

  • 文&写真 中村江里子
  • 2017年1月10日

写真:近日中に6歳の次女が接種する予定のワクチン。ジフテリア、破傷風、ポリオ、百日咳、ヘモフィルス-インフルエンザb型菌の5種混合です 近日中に6歳の次女が接種する予定のワクチン。ジフテリア、破傷風、ポリオ、百日咳、ヘモフィルス-インフルエンザb型菌の5種混合です

写真:「CARNET de SANTE(カルネ・ド・サンテ)」というフランスの母子手帳。生後から18歳まで記録します。すべてが記録されているので大切でもあり、母親としては愛(いと)おしいものです 「CARNET de SANTE(カルネ・ド・サンテ)」というフランスの母子手帳。生後から18歳まで記録します。すべてが記録されているので大切でもあり、母親としては愛(いと)おしいものです

写真:次女の予防接種記録の一部です。日時やワクチンの番号なども記入したり……。日本でもこのように細かく記録されていますよね? 次女の予防接種記録の一部です。日時やワクチンの番号なども記入したり……。日本でもこのように細かく記録されていますよね?

写真:「JAN2017」。2017年1月に接種するということで、昨年の9月に検診に行った時に処方箋をいただきました。息子の手帳には、既に「2019」という記入があり驚きます。このようにわかりやすく書いてくださるので、忘れることなく安心です 「JAN2017」。2017年1月に接種するということで、昨年の9月に検診に行った時に処方箋をいただきました。息子の手帳には、既に「2019」という記入があり驚きます。このようにわかりやすく書いてくださるので、忘れることなく安心です

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 明けましておめでとうございます。年末年始はいかがお過ごしでしたか? 私は毎年ホームシックになりますが、何とか乗り切りました……。皆さんにとって、健康で穏やかに過ごせる1年でありますよう願っています。

 さて、今、フランスではインフルエンザが猛威をふるっています。南仏に住む義両親は、私たちと一緒にクリスマスをパリで過ごす予定でした。が、義母がインフルエンザに罹(かか)ってしまったため孫にも会えず、とても残念がっていました。

 毎冬、日本ではインフルエンザの報道が頻繁にされ、ワクチンの接種を推奨している印象があります。街中にはマスクをして予防する人たちも増えますよね。フランスでも特に今冬は、12月の時点で相当数の感染者が出たため、ワクチンの接種を呼びかけていました。パリの街中にはマスクをしている人がほとんどいなかったので、そんなに流行(はや)っているのかと思ってしまうほどですが、相当強力なインフルエンザのようです。

 希望すれば誰でも接種できるものですが、日本とは多少異なるところがあります。インフルエンザのワクチンに限らず、子どもたちが受ける予防接種も含め、薬局で自ら購入するのです。例外があるかもしれませんが、接種当日まで薬は自宅の冷蔵庫で保管します。接種当日に購入するのが良いのでしょうが、その時に在庫がなかったりすると慌てることになるので、私は早めに対応しておきます。

 予防接種は医師から処方箋(せん)を受け取り、薬を購入し、次回の予約の際に接種します。ただし、インフルエンザのワクチンは処方箋が必要なく、薬局で購入し、かかりつけの医師または看護婦さんに注射をしてもらいます。ちなみにワクチンは6.1ユーロ(約747円)くらいです。

 我が家では次女がこの1月に予防接種を受けるので、先日、処方箋を持って薬局に向かいました。現在、冷蔵庫に保管していますが、今回はジフテリア、破傷風、ポリオ、百日咳(ぜき)、ヘモフィルス-インフルエンザb型菌の5種混合です。毎年学年の初めに予防接種の履歴を学校に提出し、林間学校、課外キャンプなどに参加する時にも、細かく履歴を記入するため、いつも辞書と格闘しています。

 3人の子どもたちの予防接種の履歴を見て、こんなに多くの予防接種を受けてきたのかと思いながら、医学の進歩に感謝・期待をし、日々の生活の中で家族の健康も支えていきたいです。

 次回は1月24日の配信を予定しています。

PROFILE

中村江里子(なかむら・えりこ、Eriko Barthes)

1969年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業後、フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる。2001年にフランス人のシャルル エドワード バルト氏と結婚し、生活の拠点をパリに移す。妻であり、3児の母でもある。現在は、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会などの仕事を続ける。2016年には「フランス観光親善大使」に就任。著書に『エリコ・パリ・スタイル』(マガジンハウス)、『ERIKO STYLE暮らしのパリ・コラージュ」(朝日新聞出版)、『女四世代、ひとつ屋根の下』、『マダムエリコロワイヤル』」(ともに講談社)、新刊『ERIKO的 おいしいパリ散歩』(朝日新聞出版)と多数。

BOOK

写真

『中村江里子のデイリー・スタイル セゾン・ド・エリコ』
vol.04
(扶桑社)

丁寧に、楽しく素敵に暮らす日々をご紹介。特集はパリのマルシェ。パリの八つマルシェの魅力をご案内。サプライズイベント「ホワイトディナー」や、日本で取材したファッション企画や合羽橋めぐりも必見!見応え、読み応え十分の一冊です。

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