通常、我が家には2台のクルマがあります。一台はワタクシ用。なのでそれは、クソ速いクルマだったり遠出するとどこかが故障して帰ってこれないような旧いクルマだったりと、要するにワタクシの道楽趣味クルマなわけです。
もう一台はというと……基本的に、うちのカミさん用。ワタクシも一緒に乗りますし、うちのデカい駄犬も乗る家庭用のクルマであります。
さて今回は、スポーツカーのお話じゃなくて、この「一般家庭用クルマ」のお話。それも、なんで? と言われそうな
ディーゼル車がオススメ
の巻であります。
じつは昔からうちの家庭用クルマはずっとディーゼル車でありました。
結婚間もなくのころ、二人で乗っていたクルマは、ゴルフGTDというディーゼル車(クルマ好きの方々には誤解を招きそうな車種ですが、そーです、かのGTIと全く同じ仕様で、ただエンジンだけがターボ ディーゼルだったGTDなのですね)それ以降もメルセデスのワゴンを何台も乗り継いできましたが、どれもがディーゼル エンジンのクルマなのです。(W123のTDTから最新のCDIまで)
なんでディーゼルなのかというと……
家の用事でみんなで出かける時、ワンコに向かって
「さあ行くぞ!」
とばかりにぶっ飛ばす家族でもなく、カミさんは車種もグレードも知ったことじゃない、クルマなんかに全く興味もなく、彼女にしてみると、ちゃんと走って乗り心地がよくて涼しくて暖かければなんだっていい人なのです。
だったら燃費のいいディーゼルでいいじゃない
そんな判断だったのですね。
もうひとつ大切な原体験的なお話しをすると。ワタクシが若いころ、そうですね20代の頃ですから30年も前になりますかね。取材で初めてヨーロッパに行ったときのこと。パリの街角もドイツのアウトバーンでも
なんとディーゼル車の多いこと
けっしてトラックなどに限ったことではなくて、ディーゼルの乗用車がいっぱい走っていたのです。
その後、厳しい排出ガス規制が実施され、とってもクリーンなディーゼル車が生産される今に至っては、ヨーロッパでのディーゼル車比率は日本と比較にならないほど圧倒的に高いのです。
「でもポルシェやフェラーリにディーゼルなんてないじゃない?」
確かにそうで、いわゆる速いクルマはガソリン車なのは事実です。
今回お話ししたいのはそこなんですよ。ワタクシもクルマが好き。冒頭にあるように道楽クルマはスポーツカーだったりもします。コンマ一秒でも速く! というクルマ好き走り屋さんはガソリンであろうが何であろうが速く走るクルマを選んで当然。
ただ、そうでない人たち。ふつーの人は、よく走って燃費がいいクルマがいちばんだと思うのです。うちもそうですが、カミさんとワンコが乗車して走る時、最高速もゼロヨン加速も関係ないのですよ。
ファッションや旅行や住宅・インテリアといった生活まわりの選択のよりどころは多岐にわたっていますよね。ところが、ことクルマに関しては馬力だったり速さといったものがよりどころになって、結局はトラックじゃあるまいしディーゼルエンジンのクルマなんて乗れないよ、とばかりにスポーツカーと同じガソリンエンジンのそれを選んでしまうのですね。前にも書きましたが、クルマに対しての理解・意識があまりにも単一なのです。
先日も最新のディーゼルエンジンを積んだ新型車
BMWの523d ブルーパフォーマンス
に乗ってみたのですが、よく走って燃費のいいこと。通勤に加え伊豆へゴルフにも行きましたが、見てください。500キロも走って燃料計の減り具合はこんなもの。速度計の最高速度の表示を見てお分かりのとおり、出せば出るわけなのです。
みなさんあまりご存知ないでしょうが、実はBMWに限らずヨーロッパのほとんどの自動車ブランドのほとんどの車種にクリーンで高性能なディーゼル仕様があるのです。もっというと、日本の自動車メーカーもヨーロッパ市場に向けてディーゼル仕様を多く生産していて好評を博していたりしているのです。日本国内ではマツダ、三菱、日産の一部の車種を除いて販売されていませんが……
こうしてヨーロッパでは、飛ばし屋さんでもないふつーの人にとって
よく走って燃費もよく、必然的に地球にやさしいディーゼル車が
クレバーな選択
となっているのです。
誤解を招かないようにいうと、とはいっても、かのル・マンで現在連勝中のレーシングカーは、何を隠そうハイブリッドのディーゼル エンジンを積んだアウディだったりもするのですね。このBMW523dもガソリン仕様と遜色ない走りするのですよ。そもそも他のガソリン車に抜かれるとか、よしんばゼロヨン加速でややの遅れをとったとて、それが何なのさ? と思うのですよ。あなたが信号グランプリで負けたくないとか、コンマ何秒の速さにこだわる走り屋さんならともかく……
いくつかのヨーロッパの輸入車メーカーによれば、今後本国で販売している高性能ディーゼル搭載車をいよいよ日本でも展開する方針もあるとか。
とかく日本人は良きにつけ悪しきにつけ、右に習えの一辺倒民族。クルマに限らず「ライフスタイルは人それぞれ様々あっていい」を前提に自分のスタイルを見極め、シッカリとした知識と意識でモノ選びをしていくことが大切だと思うのですよ。
BMW Japan公式サイト
http://www.bmw.co.jp/jp/ja/general/news_events/campaign/5s_touring_bp/

「ちょい不良(ワル)オヤジ」や「艶男(アデオス)艶女(アデージョ)」などで話題を集めた『LEON』、『NIKITA』をはじめ『Begin』、『時計Begin』、『Car EX』、『MEN’S EX』などの創刊を手がけた伝説の編集長。“ちょいモテ オヤジ”は2005年流行語大賞10ベストを受賞。現在(株)ブランジスタでLUXURY TVをはじめとする電子雑誌のプロデューサーを務める傍ら、講演会、トーク・ショウなどでも活躍中。趣味は、サーフィン、バイク、ゴルフにワンコのトレーニングと多彩。1951年生まれの牡羊座、AB型。
子どもから大人まで楽しくスイーツ作り!電源不要のローリングアイスボール
蒸し暑い夏を乗り切るためのヒット商品をセレクト