てんらん・はくらん

残すは宮城会場のみ!「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」

  • 文・森山葉月
  • 2016年6月2日

商品画像をクリックすると外部サイトへ移動します

展覧会カタログ「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」は2冊組み。デザインはセキユリヲさん

この商品を

  • 展覧会カタログから、第2章「『ぐりとぐら』の世界」。「目の前にいる子どもを喜ばせたい、楽しませたい。ただその一念で書き上げました。ライバルは『ちびくろさんぼ』かな」と作者の1人、中川李枝子さんが語っている

    この商品を

  • 展覧会カタログから、第3章「広がる『ぐりとぐら』」。カレンダーやかるたにもなり、世界に発信された『ぐりとぐら』の足跡をたどっています

    この商品を

  • 「教訓にならなくてもそこに子どもの本当の姿がある」。スペシャルメッセージ編には、中川李枝子さんとスタジオジブリの宮崎駿監督の対談が収録されている

    この商品を

  • 展覧会カタログは、赤の表、青の裏と、ぐりとぐらのテーマカラーのスリーブケース入り

    この商品を

[PR]

 森でドングリを集めていたふたごの野ねずみ「ぐり」と「ぐら」が大きな卵を見つける。持って帰ろうとするが大きすぎて運べない。そこで家から鍋やボールを取ってきて、森の中でカステラを焼き始める。

 できあがったカステラのおいしそうなこと! このふっくらとした黄色いかたまりほど子どもたちを魅了してきたおやつはないだろう。香りに誘われてやってきた動物たちとカステラを食べる場面では、小さいころ自分もいっしょになって食べるしぐさをしていた覚えがある。

 1963年に中川李枝子、山脇(大村)百合子姉妹がつくった絵本『ぐりとぐら』。誕生50周年を記念した展覧会が一昨年から全国を巡回し、今年7月16日~9月4日の宮城県美術館での開催を残すのみとなっている。

 2冊組みになっている展覧会カタログ「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」を開いた。表紙にはそれぞれカステラが焼き上がった場面と、卵の殻に車輪をつけた車で帰途につく場面が使われていて、一気にぐりとぐらの世界に飛び込める。

 1冊目の本編には『ぐりとぐら』、『ぐりとぐらのおきゃくさま』などシリーズの原画を中心に、『そらいろのたね』や『かえるのエルタ』の原画も収録されている。

 もう1冊はスペシャルメッセージ編で、作者姉妹のインタビューや、中川さんとスタジオジブリの宮崎駿監督の対談が興味深い。なぜカステラだったのか、ぐりとぐらがネズミ色ではなくオレンジ色になったわけ、姉妹のデビュー作である『いやいやえん』誕生のいきさつなどが語られている。

 いまや『ぐりとぐら』は11の国と地域で読まれているそうだ。世界中の子どもが楽しんでいる「ぐり、ぐら、ぐり、ぐら」のリズムをもう一度味わいたい。

   ◇

 展覧会カタログ「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」は、朝日新聞SHOPで販売中です。

 シリーズ累計2千400万部にものぼる『ぐりとぐら』シリーズの物語絵本全7作品の貴重な原画をはじめ、作者姉妹のデビュー作である童話『いやいやえん』の挿絵原画まで170点以上を収録。50年の軌跡に迫っています。

   ◇

「誕生50周年記念 ぐりとぐら展」

宮城県美術館:2016年7月16日(土)-9月4日(日)

※月曜休館(7月18日、8月8日は開館)、7月19日(火)と8月9日(火)は休館

公式サイトはこちら

&BAZAARの最新情報をチェック

&BAZAARの最新情報をチェック