てんらん・はくらん

大胆なのに親しみやすい!マリメッコの世界

  • 文・森山葉月
  • 2016年6月9日

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カタログ「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」は上製ハードカバー、スピン(しおりひも)付きの豪華仕様で、全作品の図版をフルカラーで収録。黄緑色の可愛い函(はこ)入りバージョンには、「シィールトラプータルハ(市民菜園)」柄の展覧会オリジナルポスター(非売品)が付く
Unikko pattern designed for Marimekko by Maija Isola in 1964
Siirtolapuutarha pattern designed for Marimekko by Maija Louekari in 2009

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  • 展覧会カタログから。マリメッコ初の正社員デザイナー、ヴォッコ・ヌルメスニエミの作品を紹介。1950年代のドレスのファブリックはどれも斬新

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  • 展覧会カタログから。ヌルメスニエミから服のメイン・デザイナーの役割を引き継いだアンニカ・リマラのコレクション。1種類の図案に複数の配色を組み合わせて1着の服に仕立てる手法を好んだ、とある

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  • 展覧会カタログから。「原点への回帰」として、2000年代のレトロ・ファッションの時代に、マリメッコが過去に発表したプリント・ファブリックに関心が集まり、服に採用された歩みを紹介している

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  • Unikko pattern designed for Marimekko by Maija Isola in 1964

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 昨日、街を歩いていて、立て続けにマリメッコのデザインに出合った。最初は3歳くらいの女の子のワンピース、次は若い女性が肩からかけていた布のバッグ。どちらもマリメッコを代表する花柄「ウニッコ」(ケシの花)のもので、鮮やかなピンク色が梅雨空に映えていた。

 日本の暮らしにもなじんでいるマリメッコはフィンランドのデザインハウスだ。1951年に創業し、布地、洋服、食器などが世界中で親しまれている。その60年にわたる歩みを紹介する企画展「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」が、島根県立石見美術館で7月11日まで開催されている。

 展覧会を見る前に図録を開いてみた。

 「ウニッコ」をあしらった表紙からページをめくると、白樺(しらかば)林と湖の写真が目に入り、一気に北欧気分になる。会社の始まりからアメリカで人気を得て世界的ブランドに成長するまでのストーリーは、創業者アルミ・ラティアの敏腕ぶりがうかがえて興味深い。ケネディ大統領夫人だったジャクリーン・ケネディもマリメッコのドレスを愛用していたそうだ。

 ほかにも脇阪克二、石本藤雄の2人の日本人を含むデザイナーの仕事、フィンランド・デザイン・ミュージアム所蔵の布やドレスの紹介、本社工場のリポートなどが収録され、マリメッコが丸ごとわかる一冊になっている。

 マリメッコのデザインは大胆なのに親しみやすく、着る人、使う人の年代を選ばない。何十年も前のドレスの写真の中に、この夏に着てみたい服がいくつも見つかった。

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 本展のカタログ「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」は、朝日新聞SHOPで販売中です。

 約4千点にのぼるフィンランド・デザイン・ミュージアムのマリメッコ・コレクションから、選びぬかれたファブリック約50点、貴重なヴィンテージドレス約60点、デザイナー自筆のスケッチ、各時代の資料など、計200点以上を網羅した完全保存版。国内初となる、大規模なマリメッコ展の全容をご紹介しています。

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「マリメッコ展―デザイン、ファブリック、ライフスタイル」

島根県立石見美術館:2016年4月23日(土)-7月11日(月)

※火曜休館(ただし5月3日は開館)

公式サイトはこちら

 今後は、兵庫・西宮市大谷記念美術館(10月8日-11月27日)、東京・Bunkamuraザ・ミュージアム(12月17日-2017年2月12日)、新潟県立万代島美術館(3月4日-6月11日)を巡回する予定。

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