もっとOUTDOOR

頼れる、使える 小型のマルチツール&ナイフ

  • 文・真田崇史
  • 2016年7月12日

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コンパクトなマルチツール&ナイフはアウトドアシーンで役立つことが多い

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  • いずれも未使用時はナイフやツールを収納すると手のひらサイズになる

  • ガーバー・クルーシャル。もっとも活用頻度が高いのがコチラ。そんなに多くの機能はないけれど、ペンチがあるのがポイント

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  • カラビナ付きなのでパンツのベルトループに引っかけるなどして携帯できるのがいい

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  • ごくシンプルなフォールディングナイフ、オピネル・ステンレス♯8。

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  • 持ち手に穴を開けてテントの張り綱を通してループを追加したオリジナル仕様

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  • ビクトリノックス・エボウッド14は、持ちあわせのなかでもっとも多機能。手に入れた時期がごく最近のため、まだ予備用といったところ

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 小型のマルチツール&ナイフは、キャンプでは正直持っていなくてもなんとかなる。しかし持っていれば便利なことが多いし、なによりサッと取り出してスマートに使いこなすと、単純に「かっこいい」のである。そんな男ゴコロをくすぐる、比較的ライト感覚で扱える3種を紹介しよう。

すぐに取り出せる、だからいい

 いくつかのマルチツール&ナイフを持っている筆者だが、ガーバー・クルーシャルはもっとも活用頻度が高いマルチツールだ。コチラ、機能はさほど搭載していないのだが、見た目がほかのツールとは違って鮮やかなグリーンを採用していて、かつ可変式の形状もどことなくオシャレである。手に入れたときは、アースカラー系かシルバー系が多いなかでかなりのインパクトだった。一番のポイントはカラビナが付いていること。このカラビナをパンツのベルトループに引っかけておけば、例えば「誰かナイフを持ってない?」と言われたとき、瞬時に取り出せるのだ。

 この類のツールは、手のひらサイズで携行性はいいけれど、大概はパンツのポケットやポーチに収納しているもの。だから、いざ使うぞってときにポケット内をガサゴソしたり、ポーチのジッパーを開閉したりして、使い終わったらもとの場所に戻すっていう作業が意外と面倒だったりする。ガーバー・クルーシャルはひとまず、ベルトループに引っかけられるだけでかなり使い勝手がいい。

 機能面では、ナイフがもっとも活用頻度が高く、次いでペンチ。ペンチはバネ付きではないので、いくらか不便に感じるが、筆者は熱いシェラカップやBBQでの炭をつまんだりと使っていて、慣れればよしとしている(釣りをする方はバネ付きじゃないとかなり不便なようだ)。あとはプラスドライバーとマイナスドライバーくらいで、キャンプシーンでは実際そんなに使うことはない。登山のとき、トレッキングポールのネジの緩みを一度直したくらいか。

リーズナブル&シンプルなナイフ

 アウトドアで活動をはじめて15年ほどになるが、駆け出しのころに手に入れたのがオピネル・ステンレス♯8だ。以来ずっと使い続けているこのナイフ、とにかくシンプルな造形がいい。当初はパンツのポケットに入れて持ち歩いていたが、動いているとゴツゴツした感触が気になる。→テーブルの上に置く。→いざ使うときに置いた場所を忘れて探す。というスパイラルを何度か経験したのち、ガーバー・クルーシャルに出会ってしまったため、現在では2軍として活躍している。ほぼ、調理時のサブナイフとして考えていて、調味料ボックスに収納しての持ち歩きだ。キャンプでも登山でも、「とりあえずナイフがある」という安心感をもたらしてくれるナイフという位置づけだ。

 ちなみに、オピネルのナイフは過去にあと二つ持っていたのだが、そのコンパクトさゆえか? どこかで紛失してしまった。また軽量なため、フィールドで落っことしても音が小さいからかもしれない。これから手に入れる方は、無くさないように気を付けてほしい。

ぜいたくな3軍のビクトリノックス

 持ちあわせのなかでもっとも多機能であるにもかかわらず、3軍に甘んじているのが、ビクトリノックス・エボウッド14。保管場所は車の用具入れが定位置だ。なぜ3軍なのかというと、それは筆者が手に入れた順番でしかない(笑)。コチラはナイフのほか、ハサミ、栓抜きなどなど、ひとつあれば大概のキャンプシーンでは十分である。そうだ、忘れてはならないのがワインオープナー付きなこと。道具が多いキャンプにおいて、ワインオープナーは忘れ物トップ10以内に入るはず。このオープナーのおかげで何度助けられただろう。

 ちなみに定期的な手入れはナイフくらいで、筆者は包丁研ぎか、ダイヤモンドシャープナーで切れ味を保持している。またいずれもフォールディングタイプのナイフなので衛生面が気になるところ。食材を切る際はアルコール除菌スプレーをナイフに塗布してからペーパーで拭いたり、バーナーやトーチで熱してからの活用を。

 いずれのマルチツール・ナイフもキャンプには常備しているお気に入りだ。アウトドア・キャンプでは回数をこなすほど慎重さに磨きがかかる。筆者は「適した場面ですぐ使いたい」というノンストレスへの願望が強いから、三つ常備しているのかもしれない。小さなこれらの道具の機能、キャンプシーンだけで考えてみればすべてを頻繁に使いこなすはずはなく、ほとんどが保険みたいなもの。だから機能はそこそこに、自分のスタイルに合ったものを手に入れたい。

 使い込むほどに、自分のリズムと波長が合ってくる。そして愛着が湧いてくるのがマルチツールだ。だからこそ、紛失にはくれぐれもご注意を!

PROFILE

アウトドアライター 真田崇史

アウトドアギア、キャンプのノウハウ、アクティビティー、そして料理などアウトドア全般で使える実践ワザの紹介を得意とするオールラウンダー。雑誌やWebでの取材・執筆のほか、アウトドアスタイルのコーディネートや監修も手がける。

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