気になるオーディオグッズ

音にこだわる人に選ばれる、高級ポータブルオーディオプレーヤー

  • 文・武者良太
  • 2016年7月21日

商品画像をクリックすると外部サイトへ移動します

ツウが選ぶポータブルオーディオプレーヤーブランド「アステル&ケルン」

この商品を

  • 専門店で2015年2位の売り上げ金額をたたき出した「AK380」。なんとその価格は50万円級!

    この商品を

  • ハイエンドの思想を受け継いだミドルレンジの「AK320」

    この商品を

  • 第3世代で比較的買いやすい価格の「AK300」

    この商品を

  • ついに定価6万円台を実現した入門機「AK70」が発売された

    この商品を

[PR]

 カセットテープからCDへ、MD、そしてiPodを中心としたデジタルオーディオプレーヤーと、ポータブルオーディオプレーヤーの形態は変わってきました。

 現代においては、スマートフォンで音楽を聴くことがスタンダードとなっています。それにともない、音楽専用機としてのポータブルオーディオプレーヤー市場は全体的に縮小し、BCNランキングによれば2015年の販売台数はピークだった2010年の約3分の1まで落ち込んでいます。

 しかし、低消費電力技術の粋を集めたスマートフォンの音は総じて一般的で、可もなく不可もありません。そこで、よりいい音を求めて、リスニング好きの人はハイレゾ音源対応のポータブルオーディオプレーヤーに目を向けています。

iPodと競い合うMP3プレーヤーを作り続けてきたアイリバー

 ハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤーが市場に登場したのは2011年。メーカーとしても、音質という価値を高める方向に舵を切りはじめたのがこの時期だったのでしょう。

 そして翌12年。アステル&ケルン(Astell&Kern)から、AK100というモデルがリリースされます。このアステル&ケルン、実は01年ごろからMP3プレーヤーの分野で、iPodと激烈なシェア争いをしてきたアイリバーのハイエンドオーディオブランドです。

 ハイレゾ音源をHi-Fiで鳴らすためのDACだけではなく、ダイナミックな音をもたらすアンプ回路にも注力したAK100はヒットアイテムとなり、アステル&ケルンは次々とニューモデルをリリースし、トップブランドたる存在に躍り出ました。いったいどのようなアイテムがあるのか、最新ラインアップを見ていきましょう。

専門店で2015年2位の売り上げを記録したAK380

 ポルシェで例えるなら、1億円を超える価格でデビューした918スパイダーの立ち位置、というと言い過ぎかもしれませんが、そのくらいのインパクトがあったのがAK380です。直販サイトの価格は驚きのおよそ50万円! 据え置き型のオーディオ機器でもこの価格帯のアイテムは限られるのに、持ち運べるポータブルオーディオプレーヤーで50万円級というインパクトが圧倒的でした。

 しかし、ヘッドホンやイヤホンで聴きながらも左右にグッと広い音場を再現、今まで聴き取れなかった微細な構成音もシャープ&クリアに鳴らしきり、音に包み込まれるかのような体験をさせてくれるそのサウンドクオリティーにも圧倒された人が多数現れました。大編成のクラシックでも、プレイヤー一人一人がどの位置にいるのか手に取るようにわかる解像度の高さから、プロミュージシャンやレコーディングエンジニアから高く評価されています。

 事実、ポータブルオーディオ専門店の「e☆イヤホン」において、15年期の売り上げ金額ランキング2位をたたき出し、ミュージックラバーのココロをつかんだことを証明しました。

ハイエンドの思想を受け継いだAK320

 ルックスはボリュームノブの形状が異なるだけのキープコンセプト。AK380の後にリリースされたAK320は、アステル&ケルンのミドルレンジモデルです。

 AK380との違いはケース素材(ジュラルミン→アルミ)とDACの性能、メモリ半減(256GB→128GB)。ハイレゾ音源の1つ、DSD音源はPCM音源に変換してから再生します。全体的な回路設計もAK380ゆずりで、クリアなトーンにアステル&ケルンのDNAを感じさせます。

 音の傾向は低域にパワーを感じますね。オールマイティーながら最上位のAK380に対して、ロックをより生き生きと鳴らしてくれるAK320と、キャラクターがわかれています。

第3世代AKの裾野を広げるAK300

 アステル&ケルンのAKシリーズは今まで、AK100・AK120という第1世代、AK100II・AK120II・AK240の第2世代があり、今までに紹介してきたAK320・AK380が第3世代となります。その第3世代のボトムモデルとなるのがAK300です。

 高級感に満ちたブラックのアルミボディー。歌手の存在感が増すエネルギーバランス。エッジが立った音をちりばめている最新型のポップスとの相性に優れている、ボーカルファーストなモデルです。

元気いっぱいでキレのあるエントリーモデルAK70

 7月15日。第2世代のAK240に似たエクステリアにやはり第2世代のパーツを用いた、真のローエンドモデルAK70もリリースされました。価格帯はおよそ7万円でグッとリーズナブルになりましたが、キックドラムの塊感にヌケがよくキレのある高域をMIXしたサウンドにハッとします。

 第三世代AKシリーズはアコースティックサウンドの再生品質を大幅にグレードアップしたモデルですが、AK70が見据えているのはエレクトロニック・ダンスミュージックなのでしょう。ダンスミュージックを鳴らしたときの気持ちよさは格別。ハイスピードで硬質感のある打ち込みサウンドが好きな方なら、AK70こそナンバーワンな音質のモデルだと感じ取るかもしれません。

PROFILE

武者 良太

フリーライター。1971年埼玉県生まれ。オーディオ、IT、スマートフォンなど、多分野のガジェットに通じるフリーライターとして、雑誌・WEBを問わず多くの媒体に寄稿している。オウンドメディアの設計・編集・執筆にも携わる。元Kotaku Japan編集長。

&BAZAARの最新情報をチェック

&BAZAARの最新情報をチェック