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キャンプに必要不可欠、マルチに使えるシェラカップ

  • 文・真田崇史
  • 2016年9月13日

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シェラカップの用途はカップだけにあらず。複数持っていても邪魔にならず、汎用性にすぐれるその実力を知れば「キャンプの必需品」となることがわかる

  • シェラカップ8つを重ねてもカップひとつの高さに満たない

  • 筆者の食器セット収納コンテナ。携行性にすぐれるシェラカップのおかげで、労せず常時10人分の食器類を持ち運べる

  • シェラカップは計量カップとしても使える。このサイズだと1合分だ

  • どんなにコンパクトでも、ステンレスやチタンなど金属なので、直接火にかけての調理が可能

  • シェラカップを2つ組み合わせても調理で使える。コチラは中央にBBQ網を挟み、下段に敷いたスモークチップをバーナーで熱することで、ソーセージを薫製(熱薫)している様子

  • シェラカップは家庭のキッチンにも違和感なく調和するデザインだし、調理では即戦力として機能する

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 キャンプに欠かせないアイテムの一つが「シェラカップ」だ。軽く、丈夫でなおかつ、数個をもまとめて持ち運べるの、まさにアウトドアのために作られた品といえる。調理器具としても使え、その実力は単なるカップを超越している。今回は、その実用性を紹介しよう。

とにかく持ち運びに苦労しない

 シェラカップの素材はステンレス製が主だが、ほかにもチタンや真ちゅうなども存在する。そしてサイズも大小さまざまある。いずれにおいても特筆すべきポイントは、複数を重ねても場所を取らない携行性のよさだろう。自宅での保管も、リュックからの出し入れも苦にならない。筆者はキャンプに出掛ける時は、人数に関わらず常に八つのシェラカップを持参している。

使い道が多彩。だから重宝する

 シェラカップは何に使う? と問われるとその答えは一つに限らない。ドリンク用のカップは、ほぼ飲み物を入れる用途としか扱われないが、シェラカップの使い道はとにかく多彩だ。では、その使い方の例を、実際のキャンプシーンで思い起こしてみよう。

<4人家族でキャンプをする場合、夕食までの想定>

①キャンプサイトの設営の終盤、キッチンスペースにシェラカップを八つすべて置く。重ねているから置き場所のスペースを取らない。

②設営が一段落したところでコーヒーを入れ、カップとして活用する。飲み終わったらペーパーでふいて元の位置へ。

③夕飯の調理を開始する。切った野菜を分ける用のボウル代わりにシェラカップを使う。

④メインディッシュは鶏モモ肉のソテー(味付けは塩・こしょう・白ワインのみ)。チキンはそのまま食べてもいいけれど、味の違いも楽しみたいから、焼いている間に2種類のソースを作る。甘いマスタードベースのソースと、ちょっと辛いオーロラソース。ソースを作るのはもちろんシェラカップで。シェラカップでソースの材料を混ぜたらそのまま食卓へ。

⑤そのほかのメニューも完成し、さあ食事の時間。残りのシェラカップも食卓に置いておけば、コップや取り皿として使える。

といった具合だ。

 直接火にかけられる素材を採用したシェラカップなら、クッカーとしても機能する。これからの時期なら、人数にかかわらずおすすめしたいのはアヒージョだ。シェラカップにオリーブオイル、スライスニンニク、輪切り唐辛子を入れたら好きな具材を入れてグツグツと。少人数ならシングルバーナーで、ファミリーやグループなら、ツーバーナーのゴトクの上やBBQグリルの網の上で数種のアヒージョ(小皿料理)を楽しめる。この、シェラカップのサイズ感がまたいいのだ。

家庭でも使いやすく、アウトドア感も適度でいい

 シンプルな造形でありながら、これほど汎用性に優れたアイテムはなかなかないだろう。ほかにも、鍋敷きを忘れた! なんてときひっくり返せば鍋敷き代わりになるし、持ち手が長いからお玉代わりにも使える。極めつきは、楽器としても使える(笑)。

 比較的リーズナブルな値段で売っているので、毎月ひとつずつ購入しても、お父さんのおこづかいの負担にならない。ひとつ難点を挙げるならば、こびり付いた汚れや焦げがなかなか取れないこと。筆者自身はあまり気にしておらず、なんとなく役割を分担している。コレはスモーク用とか、これは飲み物用とか。

 また、アウトドアシーンだけではなく、家庭のキッチンでも変に存在感を強調せずイヤミがない。そしてやっぱり使ってみると、先に述べたような実用性に優れる。普段の生活とその延長線上のキャンプ、どちらでも有効に扱える、秀逸なアイテム。それがシェラカップなのだ。

PROFILE

アウトドアライター 真田崇史

アウトドアギア、キャンプのノウハウ、アクティビティー、そして料理などアウトドア全般で使える実践ワザの紹介を得意とするオールラウンダー。雑誌やWebでの取材・執筆のほか、アウトドアスタイルのコーディネートや監修も手がける。

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