後悔しないモノ選び

ここまで進化した!登山用腕時計

  • 文・横山博之
  • 2016年9月15日

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安全で楽しい山登りを実践するのに、登山用時計はなくてはならないアイテムだ。写真はガーミンの「epixJ」

  • セイコー プロスペックス「アルピニスト」。W48.1×H57.9×D13.6mm、73g、ソーラー駆動、日常生活用強化防水(10気圧)

  • シリーズ初のBluetooth搭載。スマートフォンと連携すれば、登山計画の作成などを行える

  • 登山時に予定の行程がどれくらい進んだかを表示するセイコー独自の「登山計画達成率」機能を搭載

  • ガーミン「epixJ」。W50.8×H53.3×D17.8mm、85g、充電式リチウムイオン、50m防水、稼働時間:GPSモード最大50時間、時計モード約16週間

  • 三測位対応のGPS機能で、現在位置を正確に割り出し、内蔵された地図とともに表示する

  • 歩数や移動距離なども記録するので、健康管理に役立つライフログとして活用できる

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進化し続ける登山用腕時計

 技術の発達によって人は困難を克服し、活動域を広げてきた。アウトドア・アクティビティーの人気が高まっているのも、各種ギアの品質や利便性が向上し、自然との対峙(たいじ)によって生まれる幾ばくかの危険性もスリルとして楽しめるようになったことが大きいだろう。

 愛好家の多い登山も同様だ。山登りをサポートする気圧計や高度計、コンパスといった計測器が小型化・低価格化し、ついには腕時計の中に集約されるに至った。これらセンサーを内蔵した「登山用腕時計」は、登山初心者から本格的なアルピニストにまで愛用されている。最近では、Bluetoothを介したスマートフォンとの連携機能や、GPSを使った登山ルートの表示機能など、さらなる進化を遂げている。

スマホと連携するセイコー プロスペックス「アルピニスト」

 テクノロジーの進化を象徴するデバイスといえばスマートフォンだが、それとBluetoothで連携することで機能を拡張させたのが、セイコー プロスペックスの「アルピニスト」だ。2014年3月に誕生した同シリーズは、セイコーらしい高精度な計測機能や10気圧防水など確かなスペックを誇り、さらに冒険家の三浦豪太氏が監修していることでも人気を獲得している。

 そして、最新モデル「アルピニスト S830」では、専用スマートフォン用アプリとの連携によって登山計画の作成を可能にした。専用アプリにプリセットされた山と渓谷社監修「日本百名山」のおすすめルートの活用や、過去の登山記録からの作成、カスタム入力での作成ができる。メールを打つような感覚で操作できるので、スマートフォンに慣れ親しんだ世代には抵抗感なく受け入れられるだろう。また、高度の推移を基準に予定された工程の進み具合をグラフで示す「登山計画達成率」表示機能や、1時間あたりに移動する高低差を表す「登高スピード」表示機能も搭載する。山は高低差があるため、水平距離で所要時間を算出するのは困難だが、この機能のおかげで目的地への到達時間や休憩のタイミング、下山する時刻などの時間管理がしやすい。

 ソーラーバッテリーを搭載し、登山中に電池が切れる心配がほとんどないのも安心できるポイントだ。同シリーズのコンセプトである「安全に登山を楽しむ」を体現したモデルであり、登山愛好家はもちろん、初心者にとっても頼りにできる1本になるはずだ。

三測位GPS搭載のガーミン「epixJ」なら山中で迷わない

 山での一番の不安は道がわからなくなることだが、GPSを搭載したガーミンの「epixJ(エピックス ジェイ)」があれば安心して山登りできるだろう。ガーミンはGPS機器メーカーとして設立されただけに、険しい山中でも高精度な測定には自信あり。アメリカが運用するGPS衛星に加え、ロシアの衛星GLONASS、さらに日本地域向けにシステム構築された準天頂衛星みちびきの三測位に対応。G(重力)センサーや電子コンパス、気圧高度計による計測や、あらかじめ内蔵された日本の登山地図と道路地図と組み合わせることにより、自分が置かれた場所や状況を冷静に把握することが可能だ。

 歩いたルートをメモリ内に記録するので、専用アプリケーションを用いれば登山の軌跡も確認できる。気圧計、高度計、電子コンパス、温度計といったセンサーも標準装備。別売りの心拍計やスピード/ケイデンスセンサーなどとも連携でき、ランニングや自転車、水泳、スキー、トライアスロンなどのスポーツで求められる情報の測定が可能だ。一日の歩数や距離、消費カロリーなども記録できるため、健康管理のための重要な指針にもなる。

 液晶画面はカラー表示で情報を確認しやすく、また直感的なタッチ操作が可能なのもわかりやすい。登山はもちろん、下界のあらゆるシーンにも適応する「epixJ」は、もはや腕時計型コンピューターと呼ぶべき代物だ。

 どちらも従来モデルにはなかったサポート機能を提供しており、登山の新たな楽しみに気づかせてくれるに違いない。

<問い合わせ先>

●セイコーウオッチお客様相談室

0120-061-012

https://www.seiko-watch.co.jp/

●いいよねっと(ガーミン)

049-267-9114

http://www.iiyo.net

文 ライター 横山博之

PROFILE

ライター 横山博之

カバン、靴、時計、革小物、アウトドアギアなど、男のライフスタイルを彩るに欠かせないモノに詳しいライター。デザイナーやディレクター、職人、経営トップなど、モノづくりに関わるキーパーソンへのインタビューも豊富にこなす。時代を塗り替えるイノベーティブなテクノロジーやカルチャーにも目を向ける。

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