写真のツボ

冬こそチャンス! きれいな夜景を撮るコツ

  • 文・写真 LockUP大塚
  • 2017年1月10日

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冬こそ夜景撮影のチャンス!太平洋側なら澄んだ夜空が楽しめる

  • ①「スローシャッター」でこんな光の軌跡を捉えてみよう

  • ②銀河鉄道のように夜空に伸びるラインは、離陸中の飛行機。30秒ほどシャッターを開いて撮影した

  • ③工場夜景も人気の被写体。望遠レンズを使う時は三脚+セルフタイマーが便利

  • ④こんな映り込みがあっては夜景が台無し

  • ⑤カメラをできるだけガラスに近づけ、コートなどで室内の明かりを遮れば、映り込みが激減する

  • ⑥ちょっと目立つが手軽に映り込みを消せる「忍者レフ」

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 しんしんと冷え込む冬の夜。でも、コタツに潜り込んでいてはもったいない! 雪の多い地域では、冬しか撮れない雪景色が、そして乾燥する太平洋側では雲ひとつない澄んだ夜景を撮影できるチャンスでもあるのです。今回の「写真のツボ」は、先月のイルミネーションに引き続き、夜景撮影の小技をお届けします。

スローで軌跡を撮る

 近ごろのスマホなら、とりあえずパシャリと撮ってもそれなりに夜景も写せます。でも、ちょっとしたツボを押さえていると、より美しく目をひく夜景が撮影できるのです。今回お伝えする最初の小技は、夜景撮影の定番として知られる「スローシャッター」です。

 通常の撮影では、シャッターは「パシャッ」と一瞬だけを切り取ります。このシャッターのスピードが早いほど、動きが早いものでもブレずに撮れるのです。逆に、スローシャッターでは何秒もの間シャッターを開いたままにして、光るモノをあえてブラして撮ります。流れる車のテールライト、美しい軌跡を描く遊園地の回転遊具、鏡のように反射した水面……そんな現実にはありえないシーンを記録できるのが、このテクニックです(=写真①)。

 まず、デジカメなら、「マニュアルモード」や「シャッタースピード優先モード」を使います。スマホの場合、カメラ機能が充実しているモデルなら上記のモードを使用してください。iPhoneのようなカメラアプリがシンプルなモデルの場合は、細かな設定が可能なカメラアプリや、スロー撮影が可能なアプリを使用しましょう。iOS/Androidどちらのストアにも、便利なカメラアプリがそろっています。

 そして、この撮影では、三脚でカメラやスマホを固定することが必須となります。ミニ三脚など手軽に買えるものも多いので、この機会にぜひ手に入れてください。

 カメラをセットしたら、いよいよ撮影です。シャッタースピードの設定時間=被写体が動いている時間となりますので、光の軌跡を長く入れたいなら、十数秒の設定になるでしょう(=写真②)。その場の明るさやISO、絞りの設定などで写真の見栄えがまったく変わってしまうので、まずはシャッタースピードだけ固定して、あとはオートにおまかせするのがオススメ。とりあえず撮ってみて、写真を見てから明るさ調整(露出補正)などをして再撮影という試行錯誤が、思い通りの写真を撮る近道です。

 いくらでも撮れる、その場で確認できるというデジカメの利点を生かして、納得がいくまで何枚も撮影してみましょう。慣れてくれば、思い通りの軌跡を撮影できるようになりますよ!

夜景にはセルフタイマーが便利!?

 三脚を使っていても、なぜかブレてしまう…そんな失敗の原因は、シャッターを押した時の振動かもしれません。スマホの画面をタッチすれば、当然本体が震えますよね。そして一眼レフなどを使っていても、シャッターボタンを押す動作だけでカメラが動いてしまうのです。

 リモコンシャッター(レリーズ)があればこの失敗は防げますが、わざわざ別売りのリモコンを購入したり、いちいちケーブルをつないだりするのは面倒ですよね。

 そんな時に活躍するのが、「セルフタイマー」機能です。もともとは自分を撮る時のためのタイマー機能ですが、自動的にシャッターを切れるので、ボタンや画面に触る必要がなく、手ブレを防ぐのにも有効なのです。最近は自分撮りや夜景撮影用に2~3秒の設定が可能で、テンポ良く撮影できるのもポイントですね。

 使い方は本当にシンプルで、三脚にスマホやカメラをセットして構図とピントを合わせたらセルフタイマーでシャッターを切るだけ。これだけで、タッチ時の手ブレを心配する必要はなくなります。工場写真のような望遠レンズを使った撮影(=写真③)でも、このテクニックは活躍します。

ガラスの映り込みをカット

 展望台やレストランから美しい夜景をパシャ! でも自分や室内が映り込んでしまっている……なんてことも(=写真④)。屋内からの夜景撮影では、この映り込みが大きな問題になります。

 これを防ぐ方法はいくつかありますが、基本的には「影を作る」のが簡単です。冬場でしたらコートなどを広げて、カメラの周りを覆ってしまいましょう。すると明るい室内の風景が遮られ、ガラスを通した風景がクリアに写ると思います(=写真⑤)。この時、カメラやスマホをできるだけガラスに近づけるのがポイント(ただし、ガラスにぶつけないように!)。

 一眼デジカメなどで本格的に撮影したい時には、黒い布の中心部にレンズを通す穴が空いた「忍者レフ」などのアイテムも便利です(=写真⑥)。展望台などでは三脚を使えないこともあるので、施設の注意を守って楽しく撮影してくださいね。

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